完全復活を目指すタイガー・ウッズ（米）だが、シーズン初戦に得意のトリーパインズGC（カリフォルニア州）で行われる米男子ツアーのファーマーズ・インシュランス・オープン（現地時間1月26日?29日）ではなく、同週開催の欧州ツアー、アブダビHSBC選手権（UAE、アブダビGC）を選んだことが物議をかもしている。

　全米オープンを始め、何度も勝利の美酒を味わった経験のあるトリーパインズGCに背を向けた理由については、様々なことが取り沙汰されていた。だが、ゴルフ専門のケーブルテレビ『ゴルフチャンネル』によると、タイガーには最低でも170万ドル（約1億3,000万円）、最高なら270万ドル（約2億1,000万円）のアピアランスマネーが支払われているという。

　タイガー自身、アピアランスマネーについて詳しく言及しなかったが、シーズン初戦を欧州ツアーでプレーすることについて「より高い賞金のためにプレーすることができる。多くの選手が欧州でプレーする理由のひとつがそれだろう」と口にしている。

　離婚によって莫大な財産を失ったタイガーだが、得意とするコースで行われる大会を欠場してまで欧州ツアーに出場するこの選択が、果たして"復活"にどう影響するのか!?