パトリック・キャントレーが米ツアーのプレーオフシリーズ最終戦、ツアーチャンピオンシップで優勝し、自身初の年間王者に輝き、ボーナスの1,500万ドル（約16億円）を手にした。

　冷たいアイスのようなポーカーフェイスをしているためあだ名は「パティアイス」。そんな男は今大会をポイントランク1位で迎え、ハンディを加えた10アンダーからスタートし、安定したプレーで逃げ切った。

　最終日の最終ホールはティーショットで360ヤードほど飛ばし、きっちりグリーンを捉えてタップインでバーディを奪取。「努力が報われた、ものすごく名誉なこと。リードを守ることは大変だが、ここぞの場面で最高のショットが打てた」と、さすがにホールアウト後は笑みがこぼれた。

　今回の優勝で世界ランクが変動することはなかったが（変わらず4位）、ナンバーワンプレーヤーになるのも時間の問題だろう。


　年間王者に相応しい、貫禄の逃げ切り優勝だった。

　ツアーチャンピオンシップにおいて、タイトリスト ブランドアンバサダーのパトリック・キャントレーが、最終ラウンドを4バーディ、3ボギーの「69」でまとめ、通算21アンダーで逃げ切り優勝を果たした。先週に続くシーズン4勝目は、初のフェデックスポイントランキング1位を決める価値ある勝利となった。

　今シーズンを通じて、プロV1xとすべてのゴルフクラブをタイトリストで戦ったキャントレーは、先週の「BMWチャンピオンシップ」優勝の勢いをそのままに、今大会でも4ラウンドすべてで60台をマークし、首位を譲ることなく完全優勝。抜群のショット精度と冴え渡るパッティングで、シーズン最後の15ラウンドすべてを69以内におさめる完璧なゴルフを展開。プレーオフシリーズ3試合で50アンダーという記録的なチャージを見せて年間王者へと上り詰めた。

　ランキング上位30名が出場した「ツアー選手権」では、そのうちの70％にあたる21名がタイトリスト ゴルフボールを使用。圧倒的な使用率No. 1を獲得するとともに、トータルパフォーマンスに優れたゴルフボールの性能がベストプレーに導き、年間を通じて安定したゴルフをサポートすることを証明して見せた。

　最終戦でも、優勝したキャントレー（プロV1x）、3位ケビン・ナ（プロV1x）、4位ジャスティン・トーマス（プロV1x）とタイトリスト ゴルフボールを使用するプレーヤーが上位に顔を揃えている。


　米男子ツアーの2020-21年シーズンはツアーチャンピオンシップで終了したが、タイトリストはこの一年間で行われた51試合を通して、ドライバー、ユーティリティ、ユーティリティアイアン、アイアン、ウェッジで使用率No.1ブランドに輝いた。

　また、5試合ではすべてのカテゴリー（ボール、ドライバー、フェアウェイ、ユーティリティ、ユーティリティアイアン、ウェッジ、パター）で使用率No.1を記録する「SWEEP」を達成。全カテゴリーで使用率No.1を達成したブランドは、タイトリスト以外にはない。

【2020-2021 PGAツアートピックス】
●タイトリストのゴルフボールを使用したプレーヤーが36勝、2位メーカーの5勝を7倍以上引き離す圧倒的な勝率
●タイトリストのドライバーがツアー15勝に貢献（2位メーカーは12勝）
●タイトリストのアイアンはシーズン12勝に貢献、競合メーカーと並んで最多勝利
●ボーケイ・デザインウェッジはシーズン30勝に貢献、圧倒的な使用率と勝率を獲得
●スコッティ・キャメロンパターはツアー18勝に貢献（2位メーカーは12勝）


　国内男子ツアーでは、タイトリスト ボールプレーヤーでプロV1xを使用する今平周吾が、最終ラウンドで7バーディ・ノーボギーの「64」と猛チャージを見せ、3打差を逆転し嬉しいシーズン初優勝を果たした。今平の勝利は2019年以来となるツアー通算5勝目。

　他にもタイトリスト ボールプレーヤーが上位で躍動。池上憲士郎（2位タイ／プロV1x）、チャン・キム（5位タイ／プロV1x）、ショーン・ノリス（5位タイ／プロV1x）がトップ5に入る健闘を見せた。