メジャー王者や欧米ツアーの実力者たちも出場し、豪州のメジャー大会が盛り上がっている。

　豪州ツアーのオーストラリアンPGA選手権第1ラウンド（現地時間24日／豪州、ハイアット・リージェンシー・クーラム）は、6アンダー66でプレーしたスティーブ・ボウディッチ（豪）とジュンウ・チョイ（韓）が首位を並走しているが、ブッバ・ワトソン（米）、アーロン・バデリー（豪）、アーロン・タウンゼント（豪）、アンドレ・ストルツ（豪）の4人が1打差でこれを追走。全英オープン王者のダレン・クラーク（北アイルランド）、ロバート・アレンビー（豪）、Y・E・ヤン（韓）、リッキー・ファウラー（米）、金庚泰（韓）らの実力者らは、3アンダー69で15位タイにつけている。

　首位の2人はいずれも世界レベルでは無名の存在だが、ボウディッチは地元出身でクーラムコースでのプレー経験が15年もある。地の利を生かしての首位発進だが「コースは見たこともないほどいい状態。フェアウェイが狭くなっているところもあるし、グリーンは硬くて速い」と目を丸くする。だが、大会翌日には米男子ツアーのQTファイナル受験のため米国へ向かうだけに、手土産となる優勝が欲しいところだ。

　もうひとりのチョイはプロとして4年間、ワンアジアツアーでプレーしているが優勝経験はない。こちらもそろそろ勝利の美酒を味わいたいと、実力者揃いの中で必死で自分のプレーに専念する。

　その他、ディフェンディング・チャンピオンのピーター・シニア（豪）、アダム・スコット（豪）、スチュアート・アップルビー（豪）らが2アンダー70で33位タイにつけている。