先週行われたWGC-HSBCチャンピオンズで大逆転Vを達成したマーティン・カイマー（独）が、米国時間7日発表の最新世界ランキングで6位から4位へとランクアップした。

　中国のシャーシャン・インターナショナルGCを舞台に開催された世界ゴルフ選手権（WGC）シリーズの今季最終戦、WGC-HSBCチャンピオンズ。最終日を首位に5打差6位タイでスタートしたカイマーは、7番から18番までの12ホールで9バーディを奪う猛攻で9アンダー63を叩き出し、歴史に残る大逆転劇を演じた。これにより世界ランキングは前週の6位からダスティン・ジョンソン（米)、スティーブ・ストリッカー（米）を抜いて4位へ浮上している。

　上位陣では1位ルーク・ドナルド（英）に変動はなかったが、WGC-HSBCチャンピオンズで4位タイに入ったローリー・マキロイ（北アイルランド）が、同大会13位タイにとどまったリー・ウェストウッド（英）を抜いて3位から2位に浮上。同単独2位のフレデリック・ヤコブソン（スウェーデン）は54位から32位へと躍進した。なお、かつての不動のNo.1であるタイガー・ウッズ（米）は56位から58位へ後退している。

　日本勢では石川遼が前週と同じ49位をキープ。池田勇太は1ランクアップの69位、平塚哲二は77位で変動はなかった。