欧州ツアー、カスティーヨ・マスターズで3年ぶりの優勝を飾ったセルヒオ・ガルシア（スペイン）が、米国時間24日発表の最新世界ランキングで、49位から31位へと躍進した。

　かつては上位で存在感を示していたガルシアだったが、不振で今年始めには78位まで転落していた。だが、徐々に調子を取り戻し、同大会での11打差圧勝で故郷に錦を飾る復活劇の末、18ランクアップの躍進を果たした。

　また、米男子ツアーのフォールシリーズ最終戦、チルドレンズ・ミラクル・ネットワーク・クラシックで大逆転優勝を飾り、ウェブ・シンプソン（米）との賞金王争いに決着をつけたルーク・ドナルド（英）は、リー・ウェストウッド（英）との差を平均3.27ポイントに広げて、No.1の座をさらに安泰にしている。投票によって決まる同ツアーのプレーヤー・オブ・ザ・イヤー（年間最優秀選手賞）獲りと、残り試合数の多い欧州ツアーでの賞金王という大仕事が残っているが、安定したプレーで世界ランクNo.1の座は磐石になりつつある。

　一方、ドナルドに逆転されて賞金王こそ逃したが、今季終盤の活躍ぶりが素晴らしかったシンプソンは、最終戦6位タイで同ランク12位から10位へとランクアップしている。

　シンプソンの躍進により、フィル・ミケルソン（米）が10位から11位に後退。かつてのNo.1タイガー・ウッズ（米）は、55位のままとなっている。

　主な日本勢は、石川遼が1ランクアップして46位、池田勇太が2ランクダウンの70位、平塚哲二が2ランクアップの75位となっている。