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PGAツアー5大会中止から一夜明けて、松山英樹、小平智らツアーメンバーたちがコメント
2020年3月14日(土)午後5:30
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現地12日、米国PGAツアーは、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、12日に開幕したザ・プレーヤーズチャンピオンシップ(TPCソーグラス/フロリダ州)の2日目から4月開催予定だったバルスパーチャンピオンシップまで5大会の中止を発表しました。
ザ・プレーヤーズチャンピオンシップを中継していたCS放送ゴルフネットワークでは、一夜明けた現地の様子について「ザ・プレーヤーズチャンピオンシップ特別編」として放送、中止の決定を受けてのPGAツアーメンバーたちのコメントを紹介しました。
松山英樹「準備をして、待っているファンの人たちにプレーがみせられるように頑張るだけ」
「残念ですが仕方ないことなので、次の試合がいつになるかわかりませんが、そのために準備をして、その時にいいパフォーマンスを出して、待っているファンの人たちにプレーが見せられるように頑張るだけだと思います。早くこの新型コロナの収束を願っています」
小平智「目標を絶たれてすごく悲しい」
「マスターズへの切符を取りたい気持ちで一杯だったが、目標を絶たれたということですごく悲しいです。選手に一斉メールでお知らせが来て、「え…」という感じでした。選手やギャラリーのことを考えると、今の状況では正しい判断だったと思います。気持ちとしては試合をやりたいですが、人を巻き込んでまで試合をする必要はないと思います。早く試合がしたいですが、そのための準備をしていくだけです」
ジョン・ラーム(スペイン)「自分に出来ることは、手を洗ってウイルスを防ぐこと」
「本当は出来ればよかったと思っていますが、次々とイベントが中止になるなかで、我々だけの問題だけでは無くなっているので、事態を静観するだけです。我々ヨーロッパの人間にとっては、母国と行き来をすることも容易ではない状況です。自分が出来ることは、手を洗ってウイルスを防ぐことしか無いです」
トミー・フリートウッド(イングランド)「母国に戻るかここにとどまるか、重大な決断」
「パンデミックは経験したことがないので、本当に恐ろしいです。ここ数日の動きが大きすぎて、私もついていけないです。中止になってしまいましたが、この決断はやむを得ないと思います。PGAツアーの方々は本当にベストを尽くしてくれたと思います。しかし、私達のような外国籍の選手にとっては、米国の選手以上に状況が厳しいと思います。母国に戻るか、ここにとどまるか、重大な決断となってしまいます。でも、世の中にはもっと大変な人たちがたくさんいます。プロとして辛抱して、なんとかこの局面を切り抜けないといけないと思っています」
ビリー・ホーシェル(米国)「素晴らしいコンディションのコースで練習していく」
「大会の中止については、ジェイ・モナハン(PGAツアーコミッショナー)が正しい選択をしたと思います。一刻も早く正常な状態に戻ることを祈るのみです。少し、ここ(会場のTPCソーグラス)に留まって練習していこうかなと思っています。今もたくさんの選手たちが練習しています。素晴らしいコンディションのコースがありますから、それを活かさない手はないですね」
ブライソン・デシャンボー(米国)「スポンサーやこの大会に係るすべての人に感謝」
「この24時間で大変な事になりました。12日の21時50分にメールをもらってびっくりしました。我々はプロですから、賞金のためにプレーするわけですが、スタッフの中には大会運営に生活がかかっている人がたくさんいますし、守っていくべき家族もいます。本当に大変だと思います。私は季節外れのオフが来たと思って、気持ちを切り替えたいと思います。東京オリンピックやライダーカップにも影響があるかもしれませんが、中止の決断は正しいと思います。スポンサーやこの大会に係るすべての人に感謝しなければいけません」
ゲーリー・ウッドランド(米国)「コミッショナーは選手のために決断してくれた」
「決断に従うのみです。プレーできないのは本当に残念ですが、どうしようもありません。状況は深刻ですから、ベストな決断だと思っています。私はモナハンと話をしたわけではないですが、選手のために決断をしてくれたと思います。マスターズは非常に大きな大会なので、そこへ向けてという思いがあったのですが、本当に厳しい状況ですね」
(写真:Getty Images)
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