タイガー・ウッズ（米）がベン・ホーガン（米）に並ぶ通算64勝目に挑む。

　今季出場試合すべてで優勝しているタイガーは、現在米ツアー歴代4位の通算63勝。ホーガンに並ぶ歴代3位タイの記録がかかる現地時間13日開幕の同ツアー、アーノルド・パーマー招待（フロリダ州オーランド、ベイヒルC＆ロッジ）の舞台は得意なコースだ。

　00年から4連覇を果たしたことでもわかるように、タイガーはベイヒルと相性が良い。さらに、自宅から車で15分程度の距離とあって、リラックスして臨める環境にある。特に今年はエリン夫人だけでなく、昨年6月に生まれた長女、サム・アレクシスちゃんという家族が増えた。それだけに、戦いの後に毎日ホッとすることができる最高の環境が、世界No.1の男にとって有利に働かないはずはない。

　大会ホストのアーノルド・パーマー（米）の記録、通算62勝はすでに抜き去ったタイガーだが、パーマーにはアマチュア時代からかわいがられている間柄。だからこそ、この大会で実力を発揮し、勝星をつかみたいところだ。

　他には、世界ランク2位のフィル・ミケルソン（米）、ビジェイ・シン（フィジー）、ジム・フューリック（米）、セルヒオ・ガルシア（スペイン）らが参戦。タイガーの独壇場にはさせないと、必死の形相で大会に挑む。