タイガー・ウッズ（米）がスイングコーチ変更の噂を真っ向から否定した。

　現地時間30日開幕の米ツアー、クエールハロー選手権（ノースカロライナ州シャーロット、クエールハローC）に参戦を決めたタイガーは、大会前日にコーチのハンク・ヘイニー氏を帯同。近頃ゴルフ界に出回っているコーチ変更の噂を、目に見える形でシャットアウトした。

　6位タイに終わったマスターズ以来の出場となるが「（ヘイニー氏と）一緒にやることは特になかったよ。（マスターズでは）思うようなショットが打てず、パットが入らなかっただけだから。決勝ラウンド2日間とも良い上がりができず、優勝のチャンスをつぶしてしまった」とメジャー初戦を振り返った。

　アーノルド・パーマー招待で優勝したものの、やはり約8か月間の戦線離脱からの完全復活には時間がかかる。そのことを一番知っているのはタイガー本人だけに、じっくりと焦らず調整に取り組みながら、メジャー第2戦の全米オープンに向かうつもりだ。

　タイガーと同じ組でプレーするのはジム・フューリック（米）とデビッド・トムズ（米）。フィル・ミケルソン（米）、パドレイ・ハリントン（アイルランド）、ビジェイ・シン（フィジー）、セルヒオ・ガルシア（スペイン）のビッグネーム達も揃い踏みする。

　さらに、前週のプロデビュー戦で予選落ちした18歳のダニー・リー（ニュージーランド）も上位進出を狙って参戦。約7年ぶりに優勝を飾ったばかりのジェリー・ケリー（米）、ツアー2勝目を狙う今田竜二も出場し、マスターズ以来のにぎやかなメンバーで戦いが繰り広げられる。