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エイミー・コガ「スイングは緊張との戦い」 体重移動をスムーズにするドリル
2018年12月20日(木)午後1:09
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ゴルフのスイングというのは、ある意味“緊張”との戦いだと思います。それが証拠に素振りなら良いスイングができるのに、いざボールを打とうとすると体が硬くなり、体重移動がスムーズにできなくなってしまうという人も多いのではないでしょうか?
実を言うと私も皆さんと同じようなミスをしてしまうことがよくあります。プロゴルファーといえども生身の人間。実際の試合でもドライバーショットのときに緊張し過ぎ、右足体重のまま打ってしまうことがたまにあるのです。
そのようなミスを犯さないために練習(特にラウンド前の練習)では、次のようなドリルをするようにしています。
ドライバーを持って普通に構えたら、その状態のまま(写真①のように)右足の横に左足を動かし両足を揃えます。そしてここからスイングをスタートします(同②)。クラブを振り上げてトップまで持っていく途中で左足を元に戻し始め、切り返しの時点では左足を元の位置に戻し(同③)、ダウンスイング~インパクト~フォロースルー~フィニッシュと続けます(同④)。
普段とはまったく違うスイングなので、慣れるまではタイミングが取れず、上手く当たらないこともあると思いますが、あくまでも“体重移動をスムーズに行う”ために行う練習です。最初のうちは芯に当たる、当たらないといった細かいことは気にせず、とにかく思い切り振るようにしてください。必ず本番で役立つと思いますよ。
エイミー・コガ
1995年長崎県で生まれた後、ハワイに移住。8歳からゴルフを始めた。2010年の世界ジュニア選手権で優勝。16年、日本ツアー(下部のステップ・アップ・ツアー)に出場するため家族でハワイから大阪に引っ越した。18年のプロテストではトップ合格(90期生)。QTファイナルでも上位に入り、来季の活躍が期待されている。
【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2018/12/13 発売号より転載)
実を言うと私も皆さんと同じようなミスをしてしまうことがよくあります。プロゴルファーといえども生身の人間。実際の試合でもドライバーショットのときに緊張し過ぎ、右足体重のまま打ってしまうことがたまにあるのです。
そのようなミスを犯さないために練習(特にラウンド前の練習)では、次のようなドリルをするようにしています。
ドライバーを持って普通に構えたら、その状態のまま(写真①のように)右足の横に左足を動かし両足を揃えます。そしてここからスイングをスタートします(同②)。クラブを振り上げてトップまで持っていく途中で左足を元に戻し始め、切り返しの時点では左足を元の位置に戻し(同③)、ダウンスイング~インパクト~フォロースルー~フィニッシュと続けます(同④)。
写真①
同②
同③
同④
このようにいったん左足を右に動かした後、ダウンスイングに入ると、インパクトでは確実に体重が左に移ります。また、体重移動がスムーズにいくとスイング全体のバランスが良くなり、結果的にエネルギーの伝達力も高くなるので、飛距離アップにもつながるのです。実際私も、何度かの失敗が許されるドライビングコンテストなどでは、この打ち方で飛距離を稼いだことがあるのですが(通常、5ヤード前後は飛距離が伸びます)、この練習を積むことで左足を動かさなくても飛距離が自然と伸びました。普段とはまったく違うスイングなので、慣れるまではタイミングが取れず、上手く当たらないこともあると思いますが、あくまでも“体重移動をスムーズに行う”ために行う練習です。最初のうちは芯に当たる、当たらないといった細かいことは気にせず、とにかく思い切り振るようにしてください。必ず本番で役立つと思いますよ。
エイミー・コガ
1995年長崎県で生まれた後、ハワイに移住。8歳からゴルフを始めた。2010年の世界ジュニア選手権で優勝。16年、日本ツアー(下部のステップ・アップ・ツアー)に出場するため家族でハワイから大阪に引っ越した。18年のプロテストではトップ合格(90期生)。QTファイナルでも上位に入り、来季の活躍が期待されている。
【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2018/12/13 発売号より転載)
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