欧州チャレンジツアー（下部ツアー）の公式ツイッターにブルックス・ケプカ（米）がインドでトゥクトゥク（三輪タクシー）に乗って街を紹介している動画が公開された。撮影されたのは5年前。ケプカが同ツアーに参戦した2013年だ。

　2012年の夏にプロ転向したケプカは2013年の同ツアー「チャレンジ・デ・カタルーニャ」でプロ初優勝を飾り、2013年には3勝を挙げた。2014年は欧州ツアーとPGAツアーを行き来する生活に。

　2014年11月のターキッシュ・エアラインズ・オープンで欧州ツアー初優勝。2015年からPGAツアーに本格参戦し、1月末のウェイスト・マネージメント・フェニックス・オープンでPGAツアー初優勝を手にする。

　2016年11月には国内男子ツアーのダンロップフェニックストーナメントに参戦し圧勝。ここから伝説が始まる。2017年、2018年と全米オープン連覇、2018年の全米プロ制覇と2年でメジャー通算3勝を挙げる快挙。そして前週のザ・CJカップで優勝し自身初の世界ランク1位に上り詰めた。

　2016年からケプカのメインスポンサーはナイキだが以前はタイトリスト。デビュー当時と比べると体も大きくなった。また、宮崎牛が好きでアイアンはミズノを使うなど親しみがわく選手でもある。

　今週の米男子ツアーのWGC-世界選手権 HSBCチャンピオンズ（25日～28日／中国／シャーシャン・インターナショナルGC）、11月にはダンロップフェニックストーナメント（11月15日～18日／宮崎県／フェニックスカントリークラブ）出場と5年で世界No.1となった男の活躍にこれからも目が離せなくなりそうだ。