K.スタドラー単独首位 1差に全英切符狙うM.シエム
2014年7月4日(金)午前10:28
欧州ツアーのアルストム・オープン・デ・フランスは現地時間3日、2018年のライダーカップの開催地に選ばれているフランスのル・ゴルフ・ナショナルを舞台に第1ラウンドの競技を終了。今季米男子ツアーで初優勝を果たしたケビン・スタドラー(米)がノーボギーの7アンダー64をマークして単独首位、1打差単独2位にマルセル・シエム(米)がつける展開となっている。
「今年のベストラウンドの1つ」とラウンド後に答えた通り、この日のスタドラーは前半を3バーディで終えると、さらに後半は立ち上がりの3連続を含む4バーディを重ねてリーダーボードの最上段に立った。父はご存じマスターズチャンピオンのクレイグ・スタドラー(米)。米ツアーのウェイスト・マネージメント・フェニックス・オープンで初優勝を飾ったことで、今年の祭典では大会史上初めての親子同時出場が実現し話題となった。この勢いに乗じて欧州の舞台でも初優勝となるだろうか。
また、欧州ツアー3勝のシエムも8バーディ(2ボギー)を奪って「65」の好スタート。大会を2週後に控え未だ全英オープン(17?20日/英国、ロイヤル・リバプールGC)の出場権は持っていないが、ジ・オープン・クォリファイイング・シリーズ(OQS)と銘打たれた今大会はトップ10に入った選手のうち、有資格者を除く上位3人がロイヤル・リバプールGC行きを決められるとあって、現時点でトップのシエムはこのままいけばチケットを獲得することが出来る。
5アンダー66の単独3位にスティーブン・ギャラハー(スコットランド)、4アンダー67の4位タイにジェイミー・ドナルドソン(ウェールズ)とフェリペ・アギュラー(チリ)、1打遅れて6位タイにマッテオ・マナセロ(伊)ら3人が続いている。プロとしてのキャリアを歩み始めた全米アマチュアゴルフ選手権チャンピオンのマシュー・フィッツパトリック(英)は2アンダー69の9位タイ。自身初のタイトル防衛を狙うグラエム・マクドウェル(北アイルランド)は15位タイながら1アンダー70と上位からはやや離されてしまった。
全米オープンを制したマーティン・カイマー(独)が1オーバー72の43位タイ、前週欧州ツアーを制した初のパラグアイ人となったファブリツィオ・ザノッティが2オーバー73の67位タイ。現在レース・トゥ・ドバイ(賞金ランキング)で首位に立つトーマス・ビヨーン(デンマーク)と地元期待のビクトル・ドゥブイソンは5オーバー76を叩いて124位タイと大きく出遅れた。