初日の好プレーから一転、2日目のタイガー・ウッズ（米）は我慢のゴルフを強いられた。

　米男子ツアーのクエールハロー選手権（ノースカロライナ州シャーロット、クエールハローC）は現地時間の1日、第2ラウンドの競技を行った。この日単独首位からスタートしたタイガーはショットが乱れ、上がり3ホールで2つのボギーを叩きイーブンパー72止まり。通算7アンダーは首位タイのレティーフ・グーセン（南ア）、ブッバ・ワトソン（米）に1打差の3位タイに後退した。

　同じ3位タイでジム・フューリック（米）、ザック・ジョンソン（米）、ジョージ・マクニール（米）が続いている。通算6アンダー7位タイにフィル・ミケルソン（米）、カミロ・ビジェガス（コロンビア）、ジェフ・マガート（米）他がつける展開。また、ディフェンディング・チャンピオンのアンソニー・キム（米）が通算5アンダーで前日の20位タイから11位タイに浮上した。

　難易度の高い上がり3ホール。16番でバンカーショットをミスしてパーセーブを逃したタイガーは、最終18番でもボギーを叩いて首位（タイ）から転落。「全体的に今日はアイアンが悪かった。16番はそうでもないが、18番は横風と硬くて速いグリーンが厄介。すごく難しいホールだと思う。（通算）9アンダーくらいまで（スコアを）伸ばせれば納得が行っただろうけれど、今日のプレーには満足できない。でもショットの内容からすればスコアは決して悪くない。まだまだ挽回は可能な位置だからね」と不満そうな表情を浮かべながらも、巻き返しに意欲を見せたタイガー。明日以降、“本調子ではないショット”をどのように修正してくるかに注目が集まる。

　一方、タイガーに代わって首位を分け合った2人は「良いゴルフが出来た。フロント9で『30』をマークできて、昨日のタイガーみたいだったね！」（ワトソン）、「今季は優勝を狙える位置で戦えていることが大きい。週末にも期待が持てそうだ」（グーセン）と難コース相手の好スコアに納得の笑顔。予報ではこれから雨が降り週末はコースが表情を変えそうだが、果たして好調を維持するのは誰なのだろうか？