優勝賞金200万ドル（約1億5,000万円）、最下位でも2万5,000ドル（約190万円）を獲得できるビッグプライズの大会で、ローリー・マキロイ（北アイルランド）が単独首位に立った。

　世界的マネジメント会社であるIMGが作り上げた、どのツアーの競技でもないという上海マスターズは現地時間27日、中国の上海レイクマラレンGCで第1ラウンドの競技を行った。出場したのはいずれもアピアランスマネー（出場ギャランティ）を支払われた30人の選手たち。ここで飛び出したのが8アンダー64をマークしたマキロイだ。

　トッププレーヤーばかりが揃った中での光るプレーは旬のマキロイならでは。今年の全米オープン王者が世界一優勝賞金の高い大会で、もうひと稼ぎを目論んでいる。

　マキロイに1打差の単独2位にはハンター・メイハン（米）。最終18番でバーディパットがカップに蹴られて、惜しくもマキロイに並べなかった。

「できるだけバーディを取ろうと思ってプレーした」というメイハンは、200万ドルという優勝賞金は、いくつかある大会出場の理由のうちの1つにすぎないと言う。「ここ（中国）では、次々にゴルフ場が作られ、大きな市場となっている。それがどんどん大きくなっている。その始まりを見るのはエキサイティングなこと」と、同じ上海が舞台の次週のWGC-HSBCチャンピオンズ（11月3?6日／中国、シャーシャン・インターナショナルGC）を前にプレーすることを決めた。

　その他、ポール・ケイシー（英）、イアン・ポルター（英）、パドレイ・ハリントン（アイルランド）が、5アンダー67でラウンドして3位タイにつけている。