リッキー・ファウラー（米）が待望のプロ初優勝を韓国で飾り、米男子ツアーでの勝利に向けて帰国した。

　アマチュア時代の2009年秋にプロデビューし、残り少ない試合で優勝争いを繰り返したファウラー。ルーキーシーズンの昨年も、何度も優勝に迫る健闘をみせた。だが、トップ10入りが7回あったものの、勝てないまま賞金ランキング22位でシーズンを終えていた。

　今季もとうとう優勝できずにシーズン終盤を迎えたが、現在世界ランク3位で全米オープン王者のローリー・マキロイ（北アイルランド）も出場していたワンアジアツアーのコロン韓国オープンで結果を出した。初日から好調なプレーを続け、3日目には『63』を叩き出す。最後は、マキロイに6打差をつける圧勝ぶり。マキロイ以外にも全米プロゴルフ選手権で優勝経験のある地元のヒーロー、Y・E・ヤン（韓）なども出場した中での優勝に自信をつけたようだ。

「すごく楽しかった。最終日序盤から安定したプレーが出来ていたので安心してラウンドできた。今週はずっと楽しめた。初優勝できて嬉しい」と、満面の笑みで語ったファウラー。今週のフォールシリーズ第3戦、マクグラドレー・クラシック（現地時間13?16日／ジョージア州、シー・アイランドGCシーサイドC）にも出場する予定でおり、いよいよ主戦場の米ツアーでの初優勝が見えてきたようだ。