初日のトーナメントリーダーであるコリー・ペイビン（米）が失速し、代わって3人が首位の座を分け合った。

　米チャンピオンズツアーのSAS選手権（ノースカロライナ州、プレストンウッドCC）は現地時間1日、第2ラウンドの競技を終了。この日6アンダー66をマークしたジョン・ヒューストン（米）が通算9アンダーとし、ニック・プライス（ジンバブエ）、ケニー・ペリー（米）と並びトップタイに浮上。1打差の単独4位にジェフ・スルーマン（米）、2打差の単独5位にラス・コクラン（米）がつけた。一方ペイビンはスコアを2つ落とし、通算5アンダーでフレッド・カプルス（米）らとともに8位タイに後退している。

　前半でスコアを伸ばしたペリーに対し、ヒューストンとプライスはともに終盤3連続バーディを奪ってリーダーボードを駆け上がった。今季ヒューストンは6月のディックス・スポーティンググッズ・オープンでシニア初優勝。トップ10入り5回を数えるなど好調な戦いを続けており、プライスも東芝クラシックで1勝を挙げトップ10入り9回、賞金ランクも8位と常に上位を賑わしてきた。だがレギュラーツアー14勝を誇るペリーだけはシニア入りしてから未だ勝ち星がない状況。三つ巴の戦いを制するのは果たして誰か？　それとも、最終日は思いもよらない逆転劇が待っているのだろうか？

　日本勢唯一出場の尾崎直道は、4バーディを奪いながら同じ数だけボギーを叩き、前日同様イーブンパー72止まり。それでも通算イーブンパーで初日の40位タイから32位タイにわずかながら順位を上げている。