奇しくも共に8年ぶりの優勝を狙うイグナシオ・ギャリド（スペイン）とマーク・フォスター（英）の2人が首位の座を分け合った。

　欧州ツアー、ジョニー・ウォーカー選手権（スコットランド、グレンイーグルス・ホテル）は現地時間27日、第3ラウンドの競技を終了。第1ラウンドのトーナメントリーダー、フォスターが4アンダー68をマークして通算11アンダーまでスコアを伸ばすと、前日単独トップのギャリドも負けじと3アンダー69で回り共にトップに並んだ。

　2003年のボルボPGA選手権以来の優勝を狙うギャリドは「勝利から遠ざかっていても、優勝争いの感覚は体が覚えているもの。最終日に向けた心構えも経験からわかっている」とツアー通算3勝目に自信をのぞかせる。一方、やはり03年のアルフレッド・ダンヒル選手権以来となるツアー通算2勝目を狙うフォスターは「今日は良いショットが沢山あったし、パー5でアドバンテージを奪うことが出来た」と好調ぶりをアピール。どちらが勝っても8年ぶりの復活V。気合いが入った優勝争いになりそうだ。

　その他上位陣は、首位の2人に3打差の3位タイにライダーカップの副キャプテンのトーマス・ビヨーン（デンマーク）、パブロ・ララサバル（スペイン）、ピーター・ローリー（アイルランド）、アンソニー・カン（米）らがつける展開。

　地元期待のコリン・モンゴメリー（スコットランド）はムービングデーに5オーバー77とスコアを大きく崩し、通算4オーバーで予選を突破した67人中最下位の66位タイに後退している。