思い出深いウェストチェスターCCが舞台の米チャンピオンズツアー今季最後のメジャー、コンステレーションエナジー・シニアプレーヤーズ選手権（現地時間18?21日／ニューヨーク州）の開幕を、同ツアーのトッププレーヤーたちが心待ちにしている。

　同コースは、かつてレギュラーツアーで行われ、今はなきウェストチェスター・クラシック（名称はスポンサーによりいくつか変更あり）の舞台として親しまれた名コースだ。

　距離はそう長いわけではないが、小さなグリーンと狭いフェアウェイ。ショットメーカー向きの難コースは、開催スケジュールによっては全米オープンの前哨戦となることもあった。

　現在、チャンピオンズツアーの賞金ランキング首位に立っているトム・レーマン（米）が「ここは自分たちが試される素晴らしく、そして楽しいコース。ツアーでは毎年、みんなが楽しみにしていた」と話せば、11月のザ・プレジデンツカップ米国チーム主将のフレッド・カプルス（米）もこれに同意する。

「自分は一度も勝っていないけどいいプレーは何度もしたよ」と、懐かしそうに思い出を語った。

　今年は持病の腰痛が悪化し、5月のリージョンズ・トラディション以来しばらくチャンピオンズツアーを離脱した。6週間前にはドイツへ飛んで特別な腰の治療を受けたという。その後、同ツアーに戻って3M選手権で26位タイとまずまずの成績を残したカプルス。今後はザ・プレジデンツカップ主将として多忙な日々が待っているだけに、今大会はプレーヤーとして集中したいところだろう。

　日本勢は、尾崎直道が参戦。トム・ワトソン（米）、ベルンハルト・ランガー（独）ら、かつて同コースで素晴らしいプレーを見せたメンバーに混じって優勝を狙う。