ベルンハルト・ランガー（独）がスコアを2桁アンダーに乗せ、トーナメントをリードした。

　米チャンピオンズツアーの東芝クラシックはカリフォルニア州ニューポート・ビーチのニューポート・ビーチCCを舞台に現地時間8日、第2ラウンドの競技を行った。首位と2打差の3位タイからスタートしたランガーは、3番パー5でイーグルを奪って波に乗ると、11番からは3連続バーディを奪取。後続を引き離すと、17番で今大会唯一のボギーを叩くが、6アンダー65の好スコアで通算12アンダー。単独トップに躍り出た。

　マスターズ2勝を挙げたレギュラーツアー時代は、堅実なプレーで鳴らしたランガー。しかし驚くことに今大会の平均ドライビングディスタンスは297.3ヤードで堂々のランク2位タイ。シニア入りして益々元気な50歳が、チャンピオンズツアー2勝目を目指しエンジン全開だ。

　そんなランガーを追いかける後続組は、初日のトーナメントリーダー、ティム・シンプソン（米）が通算9アンダーで2位タイ。同じく2位タイにはこの日7アンダー64と爆発したモリス・ハタルスキー（米）、6アンダー65で回ったジェフ・スルーマン（米）らが控えており、通算8アンダー6位タイにディフェンディング・チャンピオンのジェイ・ハース（米）がつけている。

　また第1ラウンド出遅れていた日本勢は、尾崎直道が6バーディ、2ボギーの4アンダー67の好スコアで通算4アンダー。前日の51位タイから23位タイに順位を上げたが、青木功は3バーディ、4ボギーの1オーバー72で通算イーブンパー。今大会がシニアデビューとなるメジャー2勝のサンディ・ライル（スコットランド）らとともに、51位タイに低迷中。