メジャー2勝のサンディ・ライル（スコットランド）が米チャンピオンズツアーデビューを飾る。

　今週末の同ツアーはカリフォルニア州ニューポート・ビーチのニューポート・ビーチCCを舞台に東芝クラシック（現地時間7日?9日）が開催される。そこに登場するのが全英オープン1勝、マスターズ1勝を誇るライルだ。ヨーロッパ勢がメジャータイトルを独占した80年代、同世代のセベ・バレステロス（スペイン）、ベルンハルト・ランガー（独）、ニック・ファルド（英）らとともに世界を席巻し、欧米合わせて20勝以上を挙げたライルが満を持してチャンピオンズツアーに挑む。「まずは予選を通りたい」と予選落ちのないことを知りながらジョークを飛ばす余裕を見せたあと、「3日間を戦って、15位か20位に入れたら、すごくうれしいね」と抱負を語った。

　そんなライルを迎え撃つ日本勢は尾崎直道と青木功の2人。現在賞金ランク1位のスコット・ホーク（米）や、今季好調のジェリー・ペイト（米）、上位常連のフレッド・ファンク（米）、ディフェンディング・チャンピオンのジェイ・ハース（米）らに混じって優勝を狙う。