タイガー・ウッズ（米）がツアー復帰に、また一歩近づいたようだ。タイガーの代理人であるマーク・スタインバーグ氏のコメントを米『ゴルフチャンネル』が伝えている。

「タイガーは先週、腰の手術を担当した医師と会い、制限なくゴルフをしても問題ないと言われた。彼はこの報告をポジティブに考えている一方で、注意しなければならないとも捉えている」とスタインバーグ氏。

　元世界No.1は今年4月に腰の手術を受けて以来、ツイッター上に自身のスイング動画を投稿してきた。4月31日にピッチング、10月7日にはアイアンショット、そして10月15日にドライバーでフルスイングをする姿が見られた。

　ドライバーのスイング動画を受けて、米ゴルフ界からは様々な反応が寄せられている。トーナメントへの復帰時期を語るには時期尚早との冷静な声がある一方で、2004年から2010年までタイガーのスイングコーチを務めたハンク・ヘイニー氏は「彼はこのスイングで勝利することができる。少し硬い部分も見られるが十分だろう」と太鼓判を押した。

　トーナメントへの復帰について、スタインバーグ氏は「まだ話し合っていない。タイガーは徐々に徐々にと考えている」とコメント。しかし、英国のオッズメーカーでは復帰後のタイガーの活躍を予想するページが登場するなど、ファンの期待は確実に高まっている。

　今年2月に開催された欧州ツアーのオメガ ドバイデザートクラシックを最後に、ツアーから遠ざかっているタイガーだが、再びトーナメントのティーグラウンドに立つ日が来るのか注目だ。