米国男子ツアーのプレーオフシリーズ最終戦 ザ・ツアーチャンピオンシップ（ジョージア州イーストレイクGC／9月21日～24日）でジャスティン・トーマス（米）が通算11アンダー単独2位に入り、年間王者のタイトルを獲得した。

　フェデックス・ランキング2位で最終戦を迎えたトーマス。初日はランキングトップに立つジョーダン・スピース（米）と共に、3アンダー67で6位タイに並ぶ。2日目は前半からバーディを重ねると、2アンダーで迎えた最終18番でイーグルを奪い、4アンダー「66」でホールアウトし、トップに浮上した。
 
　一転して3日目は出入りの激しい展開となりイーブンパー70と伸び悩んで、首位と5打差の4位タイに順位を下げたものの、最終日に4アンダー66と再び猛追。2位タイから出たザンダー・ショフレ（米）には、1ストローク及ばなかったものの、ランキングではスピースを逆転して、1000万ドルのビッグボーナスを手にした。

　25試合に出場した今季のトーマスは、トップ10入りが12回、優勝は5回を記録。全米プロゴルフ選手権では初のメジャー制覇を達成するなど、充実したシーズンとなった。年間王者のタイトルも追加したことで、プレーヤー・オブ・ザ・イヤーの最有力候補となったが「1年を通して、毎週激しい戦いをすることはとてもタフなこと。ここには素晴らしい選手が多くいる」とタイトルへの思いを口にした。

　特にシーズン序盤のCIMBクラシックから5試合で3勝を挙げたことが、ポイントレースを優位に進める要因となったが「（1月の）ソニーオープン イン ハワイの後ぐらいから素晴らしいシーズンにできるチャンスがあると感じていた。3つの違う勝ち方をすることができたからね。今まで経験していなかったことを経験することができたんだ」と語ったトーマス。しかし、休む暇もなく9月28日からはザ・プレジデンツカップ（ニュージャージー州リバティーナショナルGC）を迎える。名実ともに米国代表のエース格としての働きを期待されるが、1年間の経験をもとにチームをけん引する活躍ができるのか注目だ。

 

ジャスティン・トーマスの使用ギア

Golf Ball: Titleist Pro V1x
Driver: 917D2 (8.5°)
Fairway: 917F2 (15°)、915Fd (1８°)
Irons: NEW 718MB プロトタイプ (#5-9)、716 CB (#4)
Wedges: Vokey Design SM6 46°、60°、Vokey Design SM5 52°、56°
Putter: スコッティ・キャメロン X5
 

ジャスティン・トーマス 2016-17シーズン優勝試合

CIMBクラシック
SBSトーナメント・オブ・チャンピオンズ
ソニーオープン イン ハワイ
全米プロゴルフ選手権
デルテクノロジーズ選手権


　ジャスティン・トーマスが使用している（プロV1x）タイトリスト・ゴルフボールは、世界ツアー使用数No.1。またフェデックスカップポイントランキング2位にはメジャー第3戦「全英オープン」を含む今季3勝を挙げたジョーダン・スピース（プロ V1x使用）が入った。
 

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