国内女子ツアーのマスターズGCレディース（兵庫・マスターズGC）は20日、第2ラウンドの競技を終了。前日トップタイの上田桃子がイーブンパー72でラウンドし、2位タイの古閑美保、ポーラ・クリーマー（米）に1打差をつけ、通算4アンダーで首位を守った。

　前週プレーオフで敗れた雪辱を胸に、上田が我慢のゴルフで今季4勝目に王手をかけた。この日は、1バーディ、1ボギーのイーブンパーでハーフを折り返す。後半に入ると11、13番でバーディ奪取に成功するが、16、17番で痛恨の連続ボギーを叩き、3バーディ、3ボギーのイーブンパー72でホールアウト。結局スコアを伸ばせなかったものの、前日の上位陣も足踏み状態が続き、通算4アンダーでリーダーボードの最上段をキープした。現在賞金ランクトップを走る上田は、同ランク2位の横峯さくらとの獲得賞金差は約1,300万円と僅差。まだ残り6試合（今大会含む）あるが、ここを制して優勝賞金2,214万円をつかみ、史上最年少女王へ向け、突っ走りたいところだ。

　追いかける後続勢は、4バーディ、1ボギーの3アンダー69で回ったディフェンディング・チャンピオンの古閑美保が、スコアを1つ落としたクリーマーと並び、1打差の通算3アンダー2位タイに浮上。さらに1打差の4位タイに前週優勝の横峯、有村智恵がつけるなど、実力者が上田包囲網を敷いている。

　その他、米ツアーから参戦しているモーガン・プレッセル（米）が1アンダー71にスコアをまとめ、通算3オーバーで福嶋晃子、アマチュアの森田理香子（京都学園高校3年）らと同じ13位タイで最終ラウンドに進んだ。