全英オープンの覇者、パドレイ・ハリントン（アイルランド）が、バミューダ諸島に舞台を移したトーナメントを引っ張った。

　メジャー王者が激突するPGAグランドスラム・オブ・ゴルフは、13年の歴史の中で始めて、ハワイのポイプベイから開催地を移動。ミッド・オーシャンCで現地時間16日に行われた第1ラウンドの首位は、3アンダー67でプレーしたハリントンだった。

　決して調子がいいとはいえないハリントンは、6,666ヤードと距離こそないが、風と難しいピン位置に設定されたコースに四苦八苦。「パットが入ってくれたからラッキーだったよ」とグリーン上でスコアを稼ぎ、全米オープンの王者、アンヘル・カブレラ（アルゼンチン）に1打差で首位に立った。

　スイングに悩むハリントンは、早めに現地入りし、大会2日前に15ホール。前日のプロアマで18ホールをラウンドしていた。

　メジャー王者4人が集まるのが理想の今大会だが、誰かが欠場したり、2勝したりした場合には、それに準ずる選手が参戦する同大会。今年は全米プロ優勝のタイガー・ウッズ（米）が出場しておらず、代わりにジム・フューリック（米）が参戦しており、こちらはザック・ジョンソン（米）と並ぶ1オーバー71で3位タイにつけている。