大会2連覇を狙うロレーナ・オチョア（メキシコ）と、2週連続優勝を目指すスーザン・ピーターセン（ノルウェー）の直接対決が実現する。

　世界のトッププレーヤー20名のみに出場が許される、米女子ツアーのサムソン・ワールド選手権（カリフォルニア州パームデザート、ビッグホーンGCキャニオンC）は現地時間の13日、第3ラウンドを行った。前日首位に立ったオチョアと、この日8アンダー64の猛攻を見せたピーターセンが通算12アンダーで並び、最終日は前週プレーオフを戦った2人の直接対決が再び見られることになった。

「前半は良かったのに、後半に入って3パットをしてから流れが途切れてしまった」と言うオチョアは5バーディ、2ボギーの3アンダー69のスコアにも納得の行かない表情。一方のピーターセンは「ずっと良いプレーをしているのに、昨日までパットが入ってくれなかった。でも今日はようやくパットが決まりました。我慢強く待った甲斐があった」と笑顔。

　前週はピーターセンがプレーオフで2連続バーディを奪い、世界ランク1位のオチョアを撃破。今季3勝目を飾ったが、果たして今週はどんな結末を迎えるのか？　賞金ランク1位と2位の対決が待ち切れない。

　その他上位は通算11アンダー3位タイにジョン・ジャン（韓）、金美賢（韓）、アンジェラ・パーク（ブラジル）の韓国勢（パークは韓国系ブラジル人）がずらりと並び、通算9アンダー単独6位にポーラ・クリーマー（米）がつけている。

　一方、前日久々のアンダーパーをマークし上り調子の宮里藍だが、第3ラウンドは出だし直後の2番パー4で大トラブル。OBあり、誤所からのショットありの散々な内容で、そのホール『10』（誤所からのショットにより2ペナルティを課せられている）の大叩きを演じた。その後はズルズルと崩れることなく踏ん張り、5つのバーディを獲ったが、4オーバー76で回るのが精一杯。通算3オーバー18位に後退した。

　また主催者推薦で出場しているミッシェル・ウィー（米）はスコアを5つ落とし、通算19オーバーで最下位（20位）。