開幕を目前に控えた全米オープン。メジャー通算14勝のタイガー・ウッズ（米）は怪我からの復帰を目指す途中であるために欠場が決定しており、フィル・ミケルソン（米）は15日に行われる娘の卒業式に出席するためプレーしないことを表明している。

　ミケルソンがメジャートーナメントを欠場するのは2009年の全英オープン以来。20年以上にわたってゴルフ界をけん引してきた二人のビッグスターが、揃ってメジャー大会に姿がないのは1994年のマスターズ以来初めてのこととなり、寂しさとともに新たな時代を感じさせる4日間となるかもしれない。

　新しい時代をけん引していく一人であろうジョーダン・スピース（米）は「奇妙な感覚だ。今でもこういうことが起こると考えることができない」と語った。しかし、その一方で「二人がベストな状態で近い将来戻ってくることを願っている」と、再び二人がビッグトーナメントに揃うことも希望している。