23日、国内女子ツアーのミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント（宮城県・利府GC）は最終ラウンドを行った。前日トーナメントリーダーに浮上した三塚優子が1アンダー71にスコアをまとめ、通算8アンダーで涙のツアー初Vをマーク。1打差の単独2位には日下部智子が入った。

　今季ツアー参戦1年目の三塚が歓喜の時を迎えた。通算7アンダーから出たこの日、2バーディ、1ボギーの1アンダーでハーフターン。後半も初優勝のプレッシャーに耐え、スコアカード通りのプレーを続けた。そして最終18番でウイニングパットを沈め、1アンダー71でフィニッシュ。通算8アンダーで後続を振り切り、勝利を飾った。「昨日から（緊張で）全然眠れなかった。2人3脚で応援してくれた母と、テレビの前の父に心から“ありがとう”って言いたい」と念願の初優勝を果たし、涙ながら語った。

　一方、通算5アンダー3位タイから三塚を追った横峯さくらは、スコアを1つ伸ばして迎えた18番パー5で2打目をグリーンエッジまで運ぶ。イーグルを奪えば首位に並ぶ可能性があったが、大事なアプローチをまさかのミスショット。このホールを4オン、2パットのボギーとし、通算5アンダー3位でホールアウト。今季3勝目には届かず、3日間の競技を終えた。

　また、通算6アンダー2位でスタートした上田桃子は、3バーディ、5ボギー、1ダブルボギーと出入りの激しいゴルフ。通算2アンダーまでスコアを崩し、藤井かすみらと同じ6位タイに沈んだ。98年大会覇者の福嶋晃子はイーブンパー72でラウンドし、通算3オーバー26位タイで大会を終了した。