J.ウォーカー逃げ切り今季3勝目! P.ミケルソンは19位タイ
2014年2月10日(月)午前11:25
ジミー・ウォーカー(米)が大量リードに守られ、早くも2013-14年シーズン3勝目を挙げた。
米男子ツアーのAT&Tペブルビーチ・ナショナル・プロアマは現地時間9日、カリフォルニア州のぺブルビーチGLを舞台に日没サスペンデッドとなった第3ラウンドの続きと最終ラウンドを行い、ウォーカーが2オーバー74とスコアを落としながら、後続に1打差をつけ逃げ切りここ8試合で3勝目の快挙を成し遂げた。
冷たい海風が頬を刺した決戦の日。後続に6打差をつけ独走態勢を敷いたウォーカーだったが、最終ラウンドは産みの苦しみを味わった。出だしの1番でいきなりボギーを叩くと、後半の12番、13番連続ボギーでズルズルと後退。17番でボギーを叩き今大会2勝を誇るダスティン・ジョンソン(米)に1打差と迫られたが最後はきっちりとパーをセーブし、虎の子の1打差を守り通算11アンダーで勝利の美酒に酔いしれた。
この日6アンダー66のチャージをかけたジョンソンはジム・レナー(米)とともに通算10アンダーで2位タイ。前日78を叩いて18位タイに後退した20歳のジョーダン・スピース(米)が意地の5アンダー67をマークし、通算8アンダーでケビン・ナ(米)とともに4位タイに食い込んだ。
1999年以降、開幕から8戦目以内で3勝を挙げたプレーヤーはウォーカーが4人目。フィル・ミケルソン(2005年/米)、デビッド・デュバル(1999年/米)、タイガー・ウッズ(2000年、2001年、2003年、2005年、2007年、2008年、2013年/米)といったビッグネームにちょっぴり地味な35歳が肩を並べたことになる。
ウォーカーは10年前(2004年)にもシーズン3勝を挙げたことがある。まだPGAツアー昇格前、ウェブ・ドットコム・ツアー(下部ツアー)でのこと。その後メジャーツアーに昇格し187試合未勝利だった彼がブレイクしたのが昨年行われた2013-14年シーズン開幕戦フライズ・ドットコム・オープン。うれしい初優勝を飾ると年明けにはソニー・オープン・イン・ハワイで栄冠に輝いたばかり。思わぬ好調ぶりに周囲も本人も戸惑いを隠せずにいる。
その他のビッグネームは舞台のペブルビーチで行われた全米オープンを制した経験を持つグラエム・マクドウェル(北アイルランド)が最終ラウンドで5アンダー67をマークし(通算6アンダー)、39位タイから7位タイにジャンプアップして4日間の競技を終了。しかし今大会過去4勝のミケルソンはバーディ1個(3ボギー)しか奪えず2オーバー74と崩れ通算3アンダー19位タイに終わっている。
尚、今大会に日本勢は出場していない。