日本勢は浮き沈みの激しいプレーでスコアを伸ばすことができなかった。

　米チャンピオンズツアーの今季メジャー第4戦、ジェルド-ウェン・トラディションはオレゴン州ベンドのクロスウォーターGC at サンリバー・リゾートを舞台に、現地時間の18日、第3ラウンドの競技を終了。ムービングデーになるはずだったが、日本勢は足踏み状態。前日48位タイにつけていた尾崎直道と倉本昌弘は、共にイーブンパー72で回り、通算3オーバーで43位タイと若干順位を上げるに止まった。

　この日の尾崎は前日まで苦労したパッティングの調子が甦り、2番パー5でイーグルを奪うなど見せ場もあったが、4つのボギーが響いてスコアを伸ばせず悔しそうな表情を見せた。一方の倉本も6つのバーディを量産しながら、ボギー4つ、ダブルボギー1つを叩いてイーブンパー72。さらに青木功も4バーディ、5ボギーと出入りの激しいゴルフで1オーバー73、通算10オーバーとし73位タイに低迷している。

　首位タイは第2ラウンドトップのデビッド・エドワーズ（米）とマーク・マクナルティ（アイルランド）の2人でスコアは通算12アンダー。メジャー初勝利を狙うエドワーズは、大舞台のトーナメントリーダーにプレッシャーを感じ始めたのか、12番でイーグルを奪いながら、17番でダブルボギーを叩くなど、ちぐはぐなプレーでイーブンパー72に止まった。

　2打差の単独3位に先の3M選手権で優勝を飾っているD.A.ワイブリング（米）が続き、通算9アンダー4位タイにメジャー2試合連続Vを狙うトム・ワトソン（米）とトム・カイト（米）がつけている。