ともにツアー初勝利を狙うマーティン・カイマー（独）とジェームス・キングストン（南ア）が首位に並んだ。

　欧州ツアーのスカンジナビアン・マスターズはスウェーデンのストックホルム、アーランダスタッドGCを舞台に現地時間の18日、第3ラウンドを行い、前日首位グループの一角に浮上したカイマーが通算7アンダーまでスコアを伸ばし、キングストンとともにトップタイの座をキープした。

　3打差の3位タイに、この日のベストスコア6アンダー64と爆発し前日の40位タイから大きく順位を上げたポール・ブロードハースト（英）の他、ニック・ドハティ（英）とミッコ・イロネン（フィンランド）が続いている。

　ドイツ期待の若手、カイマーは6月に行われたザ・セルティック・マナー・ウェールズ・オープンで、第3ラウンドを終えてトップタイに立ちながら最終日崩れて14位タイに甘んじ悔しい思いを味わった。「あの経験は、明日勝つための予行練習だったと思いたい」と言う22歳が、自国のヒーロー、ベルンハルト・ランガーの初優勝した年齢（23歳）よりも早く勝つことができるか注目だ。

　なお、手嶋多一はすでに予選で姿を消している。