大山志保が2年連続賞金女王に向けて、集中力を高めている。

　国内女子ツアーは36試合中、22試合目と後半戦に突入しいよいよ白熱。17日に開幕するのは新キャタピラー三菱レディース（神奈川・大箱根CC）だ。

　全米女子オープン、全英女子オープンとメジャー参戦が続いた大山だが、国内戦ではすでに2勝。国内ツアーに専念し、この時期にはすでに4勝していた昨年ほどの勢いがないのは仕方ないが、ここからが稼ぎ時だ。現在賞金ランキング5位の大山は、約4,840万円を稼いでおり、4位の横峯さくらとの差はわずかに約130万円。その上の張娜（中）との差は約1,150万円だが、今大会で優勝し1,080万円を手にすれば、一気に追い上げ態勢に入ることになる。

　もちろんランク首位を突っ走る全美貞（韓／獲得賞金約8,231万円）、2位の上田桃子（同約7,911万円）との差は大きいが、ランク上位3人は今大会を欠場しており、賞金を上乗せするには絶好のチャンス。

　また、NEC軽井沢72ゴルフトーナメントで今季2勝目を挙げたベテラン、福嶋晃子も元気いっぱい。さらに横峯も参戦しており油断は禁物だが、真夏の箱根で熱い戦いが繰り広げられるのは確実だ。