強風の3日目を凌いだ池田が16位で最終日へ!「今日頑張れたから明日はどんな天気でも!」
2017年5月14日(日)午前10:58
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「ザ・プレーヤーズチャンピオンシップ」3日目、池田勇太が5バーディ、3ボギー、1ダブルボギーの「72」でパープレー。通算2アンダーで2日目の23位から16位タイへ順位を上げた。
強風で厳しいコンディションとなった3日目だったが、パーオン率は72.22%。3日間トータルでは74.07%でフィールド全体の4位に。パー3のティショットとパー4・パー5での2打目のスコア貢献度を表す「ストローク・ゲインド・アプローチ・ザ・グリーン」では2日目に2.504を記録し、3日間トータルでは5.520で4位とキレのあるショットを見せた池田。
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【池田勇太 3日目ホールバイホール】
2日目終了後には「このコースは意外とアウトコースの方が難しい。インコースはリズム良くいけばバーディも取れる」と話していた池田、この日も前半は我慢して後半でスコアを伸ばす。
スタートの1番ホールではセカンドショットで奥のピンを果敢に狙ったがグリーン奥へ外す。パターの転がすアプローチを選択したが寄らずにボギーとしたが、続く2番パー5ではアゲインストの中、セカンドをグリーン手前まで持ってきてパターで寄せてバーディ。3番では微妙な距離のパーパットを沈めてホッとした表情を見せる。
「朝に雨が降って、スタートした時には風はそれほど強くなかったけど、プレーするにつれてどんどん風が強くなってすごい難しかった」と振り返るように、強風との戦いとなった3日目。
5番パー4ではティーショットが大きく左へと曲げてブッシュへ。グリーン方向とは逆サイドに出すことになり、このホールでダブルボギー。それでも6番以降も粘り強いゴルフでパーセーブを重ねた。硬いグリーンに厳しいピンポジションの3日目だったが、幾度となく訪れるピンチをパッティングで凌いだ。
ゴルフネットワークで解説を務める内藤雄士は「池田選手はショートパットを迷いなく強めに打っていける。ラインを膨らまさないで打っていくタイプなのでポアナ芝でもバミューダ芝でも、どんなグリーンにも対応できる」と評価。
強風の中、スコアを落とさずに耐えた池田は11番から圧巻の3連続バーディを奪う。
11番パー5では3打目のアプローチをぴたりと合わせてバーディ。距離の短い12番パー4はグリーン右サイドからアプローチで寄せて、難しい下りのラインを読みきってバーディ。13番パー3ではここしかないというグリーン傾斜の境目に落とし、ピンそば1.5mにつけてバーディ。
14番、15番は連続ボギーとなったが、名物アイランドグリーンの17番ホールでは手前の難しいピンに対して、2.5mにつけるスーパーショットでバーディ。ホールを取り囲む大観衆を沸かせた。
ホールアウト後には「13番まで3連続バーディで良い流れだったけど、14番と15番のボギーが悔やまれる。でも、それ以外は良いゴルフができたし、最終的にパープレーで終えたから良しとしたい。強風の中ではベストのプレーだった」と充実した表情で振り返った。
明日の最終日に向けては「今日の風で頑張れたので、明日はどういう天気になってもやれるんじゃないかと思う」と苦笑いしながらも「最終日に良い位置で回れるので、このチャンスを活かして1つでも上にいきたい。6月の全米オープンや今後の海外ツアーへ出場するためにも頑張りたい」と意気込みを語った。
最終日はブルックス・ケプカと日本時間の5/14(日)深夜2:10にティーオフ。
大会3日目は5/14(日)18時?23時まで完全版をプレイバック放送!最終日は深夜3時?生中継!
大会情報・詳しい放送時間はPGAツアー特設サイトでチェック!
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