「前半は耐えて後半にチャンスを作ろうと思っていた」初出場の池田が「69」会心のラウンドで23位浮上
2017年5月13日(土)午前10:14
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「ザ・プレーヤーズチャンピオンシップ」2日目、大会初出場の池田勇太が5バーディ、2ボギーの「69」をマーク。通算2アンダーの23位タイで決勝ラウンド進出を決めた。
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大会前には「TPCソーグラスは距離はそれほど長くないから必ずしも飛ぶ選手が有利とは限らない。自分にも上にいくチャンスがある」と意気込みを語っていた池田。
初日はアイアンの距離感を合わせるのが難しかったと「73」の1オーバーだったが、2日目は「良いゴルフができた」と会心のラウンド。インタビュー前にはぐったりした様子で「ふぅ?よくがんばった・・・」とこぼした言葉からもタフな戦いだったことが想像できる。
【池田勇太 2日目ホールバイホール】
朝から風の強いコンディションとなった2日目、「フロント9は苦しい展開だった」と前半は4番パー4でボギーを叩くなど我慢のゴルフに。それでも、初日にダブルボギーとなった7番パー4では強いフォローの風の中、残り160Yからピンそば2mにつけてバーディ。
「このコースは意外とアウトコースの方が難しい。インコースはリズム良くいけばバーディも取れるなと感じていた。風が強い前半は耐えて後半にチャンスを作ろうと思っていた」とバック9に入ると圧巻のプレーを見せる。
昨年から改修されて1オンも可能な12番パー4では残り52Yのフェアウェイ右サイドから見事なアプローチショットで約3mにつけてバーディを奪う。「12番まで粘り強くプレーして、12番でバーディが取れたことが良いきかっけになった」とここから猛チャージ。
13番パー3は傾斜をうまく利用したティーショットで連続バーディ。15番パー4では約9mと距離の長いバーディパットを読みきってバーディ。16番パー5でも2オンに成功して連続バーディでスコアを伸ばす。
名物17番ホールでは奥のピンポジションに対して果敢に攻める。硬いグリーンで奥の池に入るリスクもある中、ファーストバウンドは跳ねたが強烈なスピンでピンそばにぴたり。0.5mにつけるスーパーショットでギャラリーを沸かすが、バーディを奪えず悔しい表情を見せた。
初日にティーショットを池に入れてダブルボギーとした最難関の18番ホール。この日はティーショットが右の林へ。ボギー確実のピンチな状況となったが、ピンが見えない林から見事にグリーンをとらえる。ファーストパットはショートしたが、パーパットを決めて渾身のガッツポーズ。バック9を4バーディ、ノーボギーで終えた。
「昨日よりはアイアンの距離感も良くなった」と2日目のパーオン率は88.89%とグリーンを外したのはわずかに2ホール。ショット、パットと噛み合ったゴルフでTPCソーグラスを攻略した。明日の3日目に向けては「上り2ホールは情けないプレーだったけど、良い位置で3日目を迎えられる。今日のような粘り強いゴルフで1つでも上位にいきたい」と力強い言葉で語った。
大会3日目はゴルフネットワークで5/13(土)深夜3時?生中継!
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