H.ステンソン2位タイ浮上! 単独首位はP.ララサバル
2014年6月29日(日)午前9:30
スコアの伸ばし合いとなった雨中のムービングデー。昨年の欧米同時年間王者ヘンリック・ステンソン(スウェーデン)が優勝を狙える位置に浮上した。
欧州ツアーのBMWインターナショナル・オープンは現地時間28日、ドイツのGCラチェンホフを舞台に第3ラウンドの競技を終了。降雨に見舞われ中断を挟む中、終盤に4バーディを固め打ちした前日のトーナメントリーダーのひとりパブロ・ララサバル(スペイン)が通算17アンダーまでスコアを伸ばし単独トップに立った。
そんな中19位タイからスタートしたステンソンもバックナインで3連続バーディを奪うなど、7バーディ、1ボギーの6アンダー66の好スコアをマークし通算14アンダーで2位タイに浮上。欧米を通じ今季初優勝を狙えるポジションを確保した。
ステンソンと同じ2位タイにこの日のベストスコア10アンダー62と爆発したリチャード・グリーン(豪)の他、フランセスコ・モリナリ(伊)、トーマス・ビヨーン(デンマーク)、ロバート・カールソン(スウェーデン)、ラファエル・カブレラ-ベロ(スペイン)ら。通算13アンダー10位タイにここのところ復調の兆しを見せているポール・ケイシー(英)、地元期待のアレックス・チェイカ(独)、オリバー・フィッシャー(英)、ジェイミー・ドナルドソン(ウェールズ)らがつけるなど、首位から5打差に24人がひしめく混戦模様となっている。
3日間1つもボギーを叩くことなく、2日目に続きトップを維持したララサバルは「この悪コンディションの中、ゴルフの調子も決して良くなかったのにこのスコア(5アンダー67)にまとめられたのは上出来」と納得の表情。最終日も雷雨の予報が出ているため、スタート時間を早めてファイナルラウンドが行われるが、雨でグリーンが柔らかくなった分「また明日もスコアの伸ばし合いになるだろう」と予想。果たしてこのままララサバルが逃げ切るのか? それともステンソンら後続が追いつくのか? 残り18ホールですべてが決まる。
尚、全米オープン優勝後、初めで地元に凱旋したマーティン・カイマー(独)は予選で姿を消している。