【動画】「痛みも無く、ゴルフに集中出来た」松山、トップと4打差11位タイ発進 宮里は「76」と苦戦
2016年3月19日(土)午前9:27
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世界ゴルフ選手権(WGC)シリーズのWGC-キャデラックチャンピオンシップが現地時間3日、フロリダ州のトランプナショナルドラールを舞台に第1ラウンドの競技を終了。今季2勝目を目指す松山英樹は2アンダー70で11位タイ、「76」と苦戦した宮里優作は56位タイと出遅れた。
前週大会は股関節痛により途中棄権となった松山。その回復具合も注目された初日は、前半10番からボギー発進と出だしは良くなかったものの、伸ばしどころの12番パー5で2打目を3メートル弱に寄せてイーグル奪取。14番ボギーの直後から連続バーディで2アンダーとすると、後半はイーブンパーの足踏みで、1イーグル、3バーディ、3ボギーのラウンドとなり、コンディション万全とは言えない中でも上々の滑り出しを見せた。
競技後、怪我からの回復具合について「痛みも無く、変な感じのところはあったが、ゴルフに集中出来る形だったので良かった」と明かした松山。この日は12番の2打目など随所でナイスショットを見せたが「手応えは無い」とあくまで評価は辛め。それでも「良い部分もあった」と悪い感触ばかりではない様子。
同時にパッティングに関しては「良かったけど、4番でパーパットを外してから少し悪くなった感じ。練習して良い形で明日を迎えたい」としつつ「イーグルパットが入ったことでスムーズに打てるようになって、他の微妙なパーパットも決められた」とターニングポイントを振り返った。「求めてるところが高くないので今は満足いっているが、ここからそれが高くなればストレスも溜まってくると思うし、あまり追い求めないようにやっていきたい」と2日目以降も気負わずプレーする構えだ。
一方、WGCシリーズ初出場の宮里は2バーディ、4ボギー、1ダブルボギーの4オーバー76で好発進ならず。2オーバーで迎えた1番で2度池に入れるなど苦しみダブルボギーを叩くと、以降は2バーディを奪うもボギーも同数叩いてしまい、マーティン・カイマー(独)、ブラント・スネデカー(米)らとともに後方からのスタートとなっている。
6アンダー66でトップに並んだのは、スコット・ピアシー(英)とマーカス・フレイザー(豪)。1打差の単独3位に2013年以来の白星を狙うフィル・ミケルソン(米)が続き、さらに1打差の4位タイには前週のザ・ホンダ・クラシックを制したアダム・スコット(豪)や欧州ツアー今季1勝のダニー・ウィレット(英)、ジェイソン・ダフナー(米)、チャーリー・ホフマン(米)の4人が続く。
今季初の揃い踏みで予選ラウンド同組となった“新BIG3"は、世界ランキングNo.1のジョーダン・スピース(米)が3アンダー69の8位タイと好スタート。6番で8メートル強を沈めるなど要所で好プレーを見せ、5バーディ、2ボギーの内容でトップと3打差につけた。そのほか、ローリー・マキロイ(北アイルランド)は金庚泰(韓)らと並ぶ1アンダー71の16位タイ、ジェイソン・デイ(豪)は、昨季覇者ダスティン・ジョンソン(米)らとイーブンパー72の28位タイにつけている。
「WGC-キャデラックチャンピオンシップ」全ラウンド、ダイジェスト放送!大会初日の模様を3月4日(金)午後11:00?ダイジェスト放送!
初日 3月4日(金) 午後11:00?深夜0:00(ダイジェスト)
2日目 3月5日(土) 午後11:00?深夜0:00(ダイジェスト)
3日目 3月6日(日) 午後11:00?深夜0:00(ダイジェスト)
最終日 3月7日(月) 午後11:00?深夜0:00(ダイジェスト)