【動画】「心が折れそう」 3パットで波に乗れない松山は最下位から抜け出せず… J.スピースがトップタイに浮上
2016年2月27日(土)午前10:35
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元世界No.1のタイガー・ウッズ(米)が主催するチャリティイベント、ヒーロー・ワールド・チャレンジが現地時間4日、バハマのアルバニーを舞台に第2ラウンドの競技を終了。日本勢で唯一の出場となっている松山英樹は、1オーバー73でのラウンドとなり、通算4オーバーで最下位からの脱出はならなかった。
初日まさかの単独18位と最下位発進となった松山。巻き返しを狙ったこの日は、2番パー3でピンそばにつけてバーディを先行させるも、続く3番でボギー。さらに7番パー4でも2打目でナイスショット見せてバーディを奪うも、続くホールでスコアを落とし、イーブンパーと波に乗れずにバックナインへと進む。すると後半は15番までパープレーが続き、16番をボギーとすると、その後は取り返すことが出来ず。2バーディ、3ボギーの内容で連日のオーバーパーでのラウンドとなった。
「2番と7番のバーディの後のの3パットのボギーが痛かった」と波に乗り切れなかったラウンドを振り返った松山。「5アンダー、6アンダーを出さないと上位に行けない状態だったが、3パットで完全に流れが途絶えてしまった」とグリーン上でのミスが厳しい結果に繋がってしまった。
今の状態を「良いショットと悪いショットの差が大きい。上位で戦っている人は悪いショットをカバーするショートゲームもある」と上位勢との差を語ると「今の僕にはない。その差をどうやって埋めれるかを考えていきたい」と話した。トップとは15打差となったが「い方向に繋がらなくて心が折れそう。残り2日で良いきっかけをつかめるように頑張りたい」と残り36ホールの戦いを語った。
一方、リーダーボードのトップには昨季大会覇者で世界ランキングNo.1のジョーダン・スピース(米)が浮上。トップと1打差の4位タイから出ると11番パー5でイーグルを奪取するなど、1イーグル、6バーディ、2ボギーの6アンダー「66」をマーク。通算11アンダーでビル・ハース(米)、ジミー・ウォーカー(米)と並び、最高の位置で大会を折り返した。
その他上位は、通算10アンダー4位タイに同ランク4位のバッバ・ワトソン(米)、パトリック・リード(米)、クリス・カーク(米)。トップタイからでたザック・ジョンソン(米)とポール・ケイシー(英)は2アンダー70で回り、7位タイに後退している。アダム・スコット(豪)、ダスティン・ジョンソン(米)、ブルックス・ケプカ(米)が通算7アンダー10位タイで並んでいる。
「ヒーローワールドチャレンジ」は全ラウンド生中継!3日目の模様は5日(土)深夜2時?お届け!
1999年からスタートした大会。出場者は世界ランキング上位18名のみで、タイガー・ウッズが大会ホストを務める。 今年は初めてアメリカ本国を離れカリブ海のリゾート地、バハマで開催される。昨年大会では、ジョーダン・スピースが初日から独走。終わってみればエリートフィールドに対して10打差をつける圧勝劇を演じ、歴史的な快挙をいくつも成し遂げた2014-2015シーズンに弾みをつけた。相性の良い大会で、スピースが再び輝きを放つのか、注目だ!ホストのタイガーは腰の手術のため参加が厳しそうだが、松山英樹の2年連続出場は濃厚。今年の締めくくりにふさわしいビッグネームたちのプレーに注目だ。
写真提供:Getty Images