【動画】最終ホールでまさかの8打… 松山、屈辱の最下位発進も「バーディ獲りに行った結果」
2016年3月13日(日)午前9:21
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現地時間3日、タイガー・ウッズ(米)が主催するチャリティイベントのヒーロー・ワールド・チャレンジがバハマのアルバニーを舞台に開幕し、第1ラウンドの競技を終了。2年連続2度目の出場となる松山英樹は、3オーバー75のラウンドで最下位発進となった。
世界中から招待されたトッププレーヤー18名のみが出場出来る今大会。出だしからパープレーが続いた松山は、迎えた前半8番でバーディを奪うも後が続かず。12番ボギー、15番バーディと伸ばし切れないまま、最終18番でまさかのダブルパー。ティーショットを2度池に入れての8打で一気に順位を落とし、最後の最後に悔いの残るラウンドとなった。
競技後、松山は「獲れるホールで獲れなかったり、ちょっとしたことが積み重なって最後に爆発した感じ」とこの日を総括。「今日みたいなセッティングだったら4アンダーくらいは出さなきゃいけない。最終ホールのティーショットはドライバーじゃなくてもよかったのかなと思うが、バーディ獲りたくて握った結果なので」と悔しさを滲ませた。それでも、パッティングが「最後の方はうまく打てていた」という点は好材料。2日目のチャージに期待がかかる。
6アンダー66の首位には、ザック・ジョンソン(米)、ポール・ケイシー(英)、ジミー・ウォーカー(米)の3人が並び、5アンダー67の4位タイには世界ランキングNo.1のジョーダン・スピース(米)、アダム・スコット(豪)、ババ・ワトソン(米)ら5人が続いた。昨季覇者のスピースは立ち上がりの2番でホールインワンを達成。その後はノーボギーのまま3バーディを重ねて、トップと1打差の好位置で初日を終えている。
エミレーツ・オーストラリアン・オープンに続いて2週連続の王座防衛戦となったスピース。「昨日はよく眠れたし、考えたほどの影響はない」とコンディション面は問題ないとしながら、2番のエースについては「6番アイアンで打った。およそ175ヤード、ちょっと大きめかと思ったが、うまく入ってくれた」と振り返っている。
4アンダー68で回ったダスティン・ジョンソン(米)が単独9位。リッキー・ファウラー(米)は1オーバーで迎えた後半に3つスコアを伸ばし、2アンダー70の13位タイとなった。ジャスティン・ローズ(英)は1アンダー71の15位タイとなっている。
「ヒーローワールドチャレンジ」は全ラウンド生中継!2日目の模様は4日(金)深夜3時?お届け!
1999年からスタートした大会。出場者は世界ランキング上位18名のみで、タイガー・ウッズが大会ホストを務める。 今年は初めてアメリカ本国を離れカリブ海のリゾート地、バハマで開催される。昨年大会では、ジョーダン・スピースが初日から独走。終わってみればエリートフィールドに対して10打差をつける圧勝劇を演じ、歴史的な快挙をいくつも成し遂げた2014-2015シーズンに弾みをつけた。相性の良い大会で、スピースが再び輝きを放つのか、注目だ!ホストのタイガーは腰の手術のため参加が厳しそうだが、松山英樹の2年連続出場は濃厚。今年の締めくくりにふさわしいビッグネームたちのプレーに注目だ。
写真提供:Getty Images