28日、国内女子ツアーのアース・モンダミンカップは千葉県のカメリアヒルズカントリークラブで第3ラウンドの競技を行った。コースレコードタイとなる8アンダー64を叩きだした酒井美紀と全美貞（韓）が、通算14アンダーとしてトップを並走。最終ホールでバーディを奪ったテレサ・ルー（台）が通算13アンダー単独3位、1打差の単独4位に前日トップのアン・ソンジュ（韓）が続いている。

　また、「イメージ通り」のプレーで4連続を含む7バーディ（1ボギー）を量産した大山志保が通算11アンダーとして単独5位に浮上。昨季の最終戦、LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップに次ぐツアー14勝目を視界にとらえた。「明日はバーディ合戦になると思うので、最後まで攻めていきたい」と意気込んだ元女王は、2週後に迫った第37回 全英リコー女子オープン（現地時間7月10?13日／英ロイヤル・バークデイルGC）に弾みをつけられるか？

　一方、前日に2位タイと健闘した開幕戦以来となる60台（68）をマークし、40位タイから13位タイへジャンプアップしていた斉藤愛璃が再び好プレーを披露した。立ち上がりからエンジン全開で2連続バーディを奪うと、前半さらに3つバーディ（1ボギー）を重ねてハーフターン。後半は10番でボギーが先行するなどスコアメイクに苦しんだものの、最終18番をしっかりバーディで締めくくった。この日も「自分のベストを尽くせた」という言葉通り、2日連続となる4アンダー68をマークし、通算9アンダー7位タイへ浮上。「アンダー（パー）が出ずに苦しいシーズンでした。こういういいスコアが出て良かったです」と白い歯をのぞかせた。

　その他、横峯さくらが3つスコアを伸ばして、成田美寿々、藤田光里、原江里菜、木戸愛らと同じ通算5アンダー24位タイ。昨季女王の森田理香子は通算2アンダー45位タイ、今大会が復帰戦の茂木宏美が通算1アンダー52位タイ、ディフェンディング・チャンピオンとして臨んでいる堀奈津佳は通算イーブンパー57位タイに甘んじている。