【動画】「決め切れなかった」松山、初日はポイント獲得ならず 米国チームが4勝1敗でリード
2017年1月14日(土)午後2:20
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2年に1度行われる米国チームとインターナショナルチーム(欧州を除く)の対抗戦、ザ・プレジデンツカップが現地時間8日、韓国のジャック・ニクラウスGCコリアを舞台に初日の競技を終了。フォーサム(1つのボールを2人が交互に打つ)5マッチを米国チームが4勝1敗(勝:1ポイント、分:0.5ポイント、負:0ポイント)とし、4対1と3ポイントをリードしてこの日のプレーを終えた。
松山英樹&アダム・スコット(豪)ペアはJ.B.ホームズ(米)&バッバ・ワトソン(米)ペアとマッチ1で対戦。2番パー4でホームズにバーディパットを沈められて1ダウンとなった松山&スコット組は、さらに4番、5番を米国チームに連取されて3ダウン。7番、10番と松山が短めのバーディパットを決め切って1ダウンに迫ったものの、その後の15番から立て続けに2ホールを落とし、米国チームが3アンド2で白星を収めた。
競技後、「決め切れなかった」と悔しさを滲ませた松山。この日は距離を残したバーディパットを打つ場面が多かったが「グリーンのスピードと見た目とのギャップに騙された感じ。ショットよりパッティングが今日は特にメインだったが、その部分で足を引っ張ってしまったので残念」と反省点をコメント。
それでも「明日はすべて自分で打つ分、修正できるところは出来ると思うので、明後日に向けて良いラウンドになるかなと。明後日の同じフォーマットの時に良い形で迎えられるよう頑張りたい」と2日目以降の巻き返しに強い意欲を表している。
マッチ2では一進一退の前半を1アップで切り抜けたルイス・ウーストハウゼン&ブランデン・グレイス(ともに南ア)ペアが、マット・クーチャー(米)&パトリック・リード(米)ペアを後半2つ突き放して3アンド2で撃破。一方、マッチ3ではリッキー・ファウラー(米)&ジミー・ウォーカー(米)ペアが、アニルバン・ラヒリ(インド)&トンチャイ・ジェイディ(タイ)ペア相手に5アンド4で快勝して1ポイントを加算した。
ベテランのフィル・ミケルソン(米)&ザック・ジョンソン(米)ペアとジェイソン・デイ&スティーブ・ボウディッチの豪州ペアによるマッチ4は、米国チームの2アップで迎えた17番。デイが10メートル近いバーディパットを沈め、引き分けの可能性を最終ホールに残す。しかし、同ホールでイーグルをマークした米国チームにバーディで及ばず、2ダウンでポイント獲得とはならなかった。マッチ5ではジョーダン・スピース(米)&ダスティン・ジョンソン(米)ペアがダニー・リー(ニュージーランド)&マーク・リーシュマン(豪)ペアを4アンド3で下している。
Win
Score
Lose
バッバ・ワトソン
J.B.ホームズ
3 and 2
アダム・スコット
松山英樹
ルイス・ウーストハウゼン
ブランデン・グレイス
3 and 2
マット・クーチャーブランデン・グレイス
パトリック・リード
リッキー・ファウラー
ジミー・ウォーカー
5 and 4
アニルバン・ラヒリ
トンチャイ・ジェイディ
フィル・ミケルソン
ザック・ジョンソン
2 up
ジェイソン・デイ
スティーブ・ボウディッチ
ジョーダン・スピース
ダスティン・ジョンソン
4 and 3
ダニー・リー
マーク・リーシュマン
「ザ・プレジデンツカップ」4日間全ラウンド独占生中継!初日の再放送は本日8日(木)午後9時からお届け!スマホ・PC・タブレットでも配信!
2年に1度行われる米国選抜と世界選抜の対抗戦。1994年に初開催されてから今年で11回目の開催だ。今年の開催コースは、韓国のジャック・ニクラウスGC。同大会がアジアで開催されるのは初となる。通算戦績は、米国選抜の8勝1分1敗と、世界選抜は大きく水をあけられる結果になっているが、全米プロでメジャー初制覇を達成したジェイソン・デイ、アダム・スコットら豪州勢、ルイ・ウーストヘイゼンら南アフリカ勢に加え、松山英樹なども加わり、かつてない戦力を誇る世界選抜は、過去最強との呼び声も高い。ジョーダン・スピース、ザック・ジョンソン、ジェイソン・デイ・・・今年の全英オープンで最終ホールまで優勝争いをした上位5名は、全員プレジデンツカップメンバーだ。ライダーカップをも上回るハイレベルな戦いとなるかもしれない!