リオ五輪銅メダル、ツアー2勝と力を示した1年に ?フォン・シャンシャン?
2015年9月23日(水)午前9:00
2008年から米女子ツアーで戦うフォン・シャンシャン(中)。2015年シーズンはツアー未勝利に終わったが、2016年は2勝を挙げてその実力が健在であることを証明した。
2016年の自身2戦目となった3月のHSBC女子チャンピオンズで13位タイに入ったフォンは、同月のキア・クラシックでは最終日に「68」と追い上げを見せて6位タイに入り、昨季初のトップ10入り。メジャー初戦のANAインスピレーションは50位タイに終わったが、続くロッテ選手権では10位タイ、ボランティアーズ オブ アメリカ ノーステキサスシュートアウトpresented by JTBCでは単独5位と徐々に調子を上げていった。
そして、8月にはリオデジャネイロ五輪の女子ゴルフ競技に出場。金メダルには届かなかったが、野村敏京らとのメダル争いを制して銅メダルを獲得すると、メジャー最終戦のエビアン選手権から4試合連続でトップ4入りを果たす。そして、迎えたサイム・ダービーLPGAマレーシアで2年ぶりとなるツアー優勝を果たすと、勢いそのままにTOTOジャパンクラシックでも勝利。最終的に賞金ランキング5位でシーズンを終えた。
パーオン率が74.69%でツアー5位、パーオン時の平均パットは1.77でツアー11位の数字の数字が示す通りにショットとグリーン上での安定感はツアーでも屈指。その結果が平均ストローク69.88でツアー4位という結果に結びついている。20歳前後の若手が席巻してる米ツアーにおいて、今年28歳を迎えるフォン。2017年は2012年以来となるメジャー制覇を目指す。
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(写真:Getty Images)