3年ぶりトップ3入りも失速 パット復調が復活の鍵 ?宮里藍?
2017年1月4日(水)午後4:52
米ツアー通算9勝を誇り、2010年には世界ランキング1位に上り詰めた宮里藍だが、2012年のウォルマートNWアーカンソー選手権を最後に優勝からは遠ざかっている。
2015年に2年ぶりとなる賞金シードを確保した宮里にとって、シーズンの序盤を復調を感じさせるプレーを見せた。3月のキアクラシックでは、初日に「67」をマークすると、15位タイから出た最終日も「66」と大きくスコアを伸ばし、リディア・コ(ニュージーランド)、インビー・パーク(韓)に次ぐ単独3位に。トップ3フィニッシュは2013年以来3年ぶりとなった。
すると、翌週のメジャー初戦「ANAインスピレーション」では18位タイ、4月のロッテ チャンピオンシップでは20位タイに入るなど上位争いに絡んだ。しかし、そこから調子は徐々に低下。7月のマラソンクラシック presented by オーウェンスコーニング & O-Iから5試合では3試合で決勝ラウンド進出を逃した。さらには、10月頃からは腰痛に悩まされるようになり、終盤はロレーナ・オチョア インビテーショナルでの22位タイが最高位となった。
最終的に賞金ランキング67位で来季のシード権を確保し、最低限の目標は達成。しかし、以前の生命線であったパッティングは、平均パット数が30.38でツアー120位、パーオン時の平均パットは1.83で90位と復調はしていない。今年32歳となる宮里は今季26試合に出場したが、シーズン中盤での失速も踏まえて来季出場試合を制限する方針も明らかにしている。果たして2017年は、5年ぶりとなる1勝を手にすることはできるだろうか。
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(写真:Getty Images)