海外男子

「調子が良い時はどんな大会でも勝てる」　ハワイで最年長優勝を狙うV.シン

2017年3月3日（金）午後0:28

ホノルルの人気スポット、ワイキキビーチから3キロほどのところに位置するワイアラエ・カントリークラブでソニー・オープン・イン・ハワイが開幕。初日は、多くの選手が、クリスマスと新年休暇を過ごしたとは思えないプレーを見せてくれた。

易しいコンディションだったことにも助けられたが、ベテランの活躍に一瞬、チャンピオンズツアーの大会を見ている錯覚になった方もいるだろう。67選手が「68」以下で回り、初日の平均ストロークは「69」を切った。

その中でも2005年王者のビジェイ・シンはトップタイのスタート。19回目の出場となった今大会でも全盛期を彷彿させるようなショットで、初日の自己ベストタイとなる「63」を叩きだした。

ビジェイ・シン
「どんなラウンドになるか想像つかなかったが、心身ともに健全、スイングも良い状態でのラウンドになった。上位につけられるかわからなかったが、最初から最後まで良いプレーだった。特にリカバリーが上手くいったと思う。序盤、フェアウエイキープに苦しんだが、チップインを決めたり、パットに助けられた。良い兆候だ」

今年で52歳となるシンだが、PGAツアーで若者とはりあうモチベーションはどこから生まれるのだろうか。

ビジェイ・シン
「さあ…　とにかくプレーがしたい。調子が良い時はどんな大会でも勝てると感じる。それはここ5、6年変わっていない。それがスコアになかなか表れなかったが、常に前向きで翌日のラウンド、次の大会があると思ってやってきた。今年は良い結果を残したい。手応えを感じているので、強気で攻めるつもりだ」

PGAツアーで最年長優勝記録を持つのは、52歳10か月8日のサム・スニード。続いて、51歳のアート・ウォール。昨年のウィンダム・チャンピオンシップを制している。シンは日曜日に52歳10か月26日となるため、勝てばスニードを抜き、歴代最年長のPGAツアーチャンピオンに輝くこととなる。

ゴルフセントラル 1月15日号より