「ベイヒルは勝ちたい大会」松山にとっても特別なアーノルドパーマー招待
2016年7月25日(月)午前10:48
- この記事のキーワード
昨年9月に逝去した故アーノルド・パーマー氏のお膝元、フロリダ州オーランドにある「ベイヒルクラブ&ロッジ」で開催される本大会。今年は新たなにピーター・ジェイコブソン、グレアム・マクドウェル、アニカ・ソレンスタム、カーティス・ストレンジの4選手がホスト役を務める。
松山が勝ちたいコースのひとつに挙げるベイヒルクラブ&ロッジ
開催コースの「ベイヒルクラブ&ロッジ」は初めてパーマーが訪れた際に「フロリダ最高のゴルフ場」と一目惚れしたコースであり、その後ベイヒルのオーナーとなったパーマーは1979年から自らホストを務め「アーノルド・パーマー・インビテーショナル」の前身となる「ベイヒル・シトラス・クラシック」を開催。
以前、松山英樹も「メジャーはもちろん、ベイヒル(アーノルドパーマー招待)とミュアフィールドビレッジGC(メモリアルトーナメント)、ファイアーストーン(WGCブリヂストン招待)は好きなコースだから勝ちたいトーナメント」と話していた。
大会初出場となった2015年は通算8アンダーで21位タイ。昨年は最終日に6バーディ、1ボギーの「67」とベイヒルでのベストスコアをマークして6位タイとベイヒルを攻略。今季好調の松山だけに優勝への期待も高まる。
毎年ドラマが起きる最終18番ホール
アーノルド・パーマーが愛してやまなかった「ベイヒルクラブ&ロッジ」は通称「パーマーの庭」と呼ばれ、池が随所に配置され戦略的なコースで、精度の高いショットが求められる。特に、セカンド地点からグリーン手前まで右サイドに大きな池のある最終18番パー4(458Y)は、バーディ率がわずかに12%と難易度が高く、毎年18番ホールではドラマが起きている。
昨年、3日間首位の座をキープしていたジェイソン・デイは最終日にスコアを伸ばせず、3日目終了時点で2位につけていたケビン・チャッペルとの接戦に。チャッペルに1打ビハインドで迎えた17番で、デイがバーディを奪い首位で並ぶ。一方のチャッペルは、難関18番でボギーを打ち後退。
パーセーブであれば優勝となるデイの18番。ラフからのセカンドショットがグリーン左のバンカーへ。ピンは最終日恒例の右奥で、グリーンを越えれば池もある状況。ボギーの可能性も考えられる中、バンカーからの3打目をピンそばにつけて、見事にパーセーブ。チャッペルを振り切って優勝、渾身のガッツポーズを見せた。
ジェイソン・デイの復活は?
「ベイヒル」と言えば「タイガー」というくらい、過去にタイガー・ウッズが8回優勝していることでも有名だ。今大会は怪我の影響で残念ながら欠場となったが、そのタイガーに憧れて、昨年同大会でウッズも成しえたことのない"完全優勝"を果たしたのがジェイソン・デイ。
耳の感染症とインフルエンザが原因で「WGCメキシコ選手権」を欠場したデイ。今大会は約1ヶ月ぶりのツアー出場となる。世界ランキング1位の座をダスティン・ジョンソンに奪われた。4月の「マスターズ」に向け、輝きを取り戻せるか。大会2連覇に向けて注目が集まる。
昨年は、ジェイソン・デイが初日からの単独首位の座を守って完全優勝。「ベイヒルはメジャーと同じくらい勝ちたい大会」と語る松山英樹、大会初制覇となるか注目だ。
【歴代優勝者】 2016年 J.デイ(-17) 2015年 M.エブリー(-19) 2014年 M.エブリー(-13) 2013年 T.ウッズ(-13) 2012年 T.ウッズ(-13)
【注目】今週の放送時間は「PGAツアー特設サイト」でチェック
★放送スケジュール
★解説者が語る大会の見どころ
★スーパーショット動画
★今日の松山英樹&石川遼
★現地レポート(Photo gallery)
【関連】松山英樹は変動なく4位 初優勝A.ハドウィンが51位に
【関連】「スイングを信じ切れていない」と69位で終戦の石川 A.ハドウィンが初優勝
アーノルド・パーマーインビテーショナル presented by マスターカード
初日 3/16(木) 深夜3:00?翌午前7:00
2日目 3/17(金) 深夜3:00?翌午前7:00
3日目前半 3/18(土) 深夜1:30?翌午前5:00
最終日前半 3/19(日) 深夜1:30?翌午前5:00
【見逃し配信】2016-17バルスパーチャンピオンシップ
【放送予定】アーノルド・パーマーインビテーショナル presented by マスターカード
(写真:Getty Images)