海外男子

「独特のエネルギーと興奮」　マット・クーチャーが語るライダーカップ

2015年12月27日（日）午後2:48

2年に1度開催される、世界最高峰のゴルフ対抗戦「ライダーカップ」。母国と己の名誉をかけた戦いがいよいよ今月末、米国ミネソタ州のヘーゼルティンナショナルGCで幕を開ける。母国開催に意気込む米国チームではキャプテンピック3名がまもなく発表となるが、その有力候補の一人がマット・クーチャーだ。

リオデジャネイロ五輪での銅メダル獲得が記憶に新しいクーチャーだが、2014年以来勝利のないツアーでも主要スタッツでは上位につけ、今季トップ10入りは9回（全体4位）。ライダーカップではリッキー・ファウラーやババ・ワトソンらその他候補以上に結果を残してきた。指名を受ければ4大会連続4度目の出場となる38歳に、ライダーカップへの思いや米国チームについて話を聞いた。

??ライダーカップの代表入りをすることの重要性とは？
（チーム入りすることは）当然目標となる。誰もが切望していることだろう。本当にスゴい大会で、スゴい戦い。選手とファンの情熱が横たわっている。どの選手も照準を合わせていると思うし、チーム入りするためにシーズンを通して結果を残したいという思いがある。

??初めて1番ティーに立った時のプレッシャー、緊張感は？
すごく興奮する。本当にすごいよ。初めて1番ティーに立ったのは…2010年のウェールズだった。会場は観客席があってスタジアムのようになっていて、観客席ではみんな足踏みしていて、今にも倒れてきそうな勢いだった。1番ティーに向かって歩いている時もすごい歓声が聞こえてきて、興奮した。戦いを前に気分も高まり、気合も入った。あの大会には独特のエネルギーと興奮があるんだ。

??アメリカチームはどれだけ勝利を欲しているか？
（勝つことの）必要性は特にないと思う。もちろん勝利への欲求はある。勝利への欲望は毎回のように抱いている。どんな大会でも誰もが1位になりたい。ここ数年は予行演習が続いていたので、そろそろ流れを変えたいね。

??フィル･ミケルソンの存在
兄貴分のような存在。今でもPGAツアーの第一線で活躍していながら、あれだけ経験が豊富で、しかも一緒にいて心地よさを感じさせてくれる。聞きたいことやアドバイスを求められても、すごくオープンで、積極的に情報を共有してくれる。団体戦ではいつもチームにとって重要な存在となっている。

??キャプテンのデービスについて
メダイナ（2012年）の時にデービスの下でプレーしたが、すばらしい（副）キャプテンだった。彼のやったことはすべて正しかったよ。実際、シングルスを前に4ポイントリードしていたし、申し分のない流れだ。シングルスの試合は始まってしまえばキャプテンがコントロールできるものではない。残念ながらシングルスで逆転されてしまったので、また同じようなチャンスを作りたいね。また4ポイントリードして、今年はシングルスで主導権を握りたい。

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