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「実家の目の前がゴルフ場」ゴルフ好き一家で育ったスマイリー・カウフマン

2016年2月19日（金）午後5:00

個性的な名前であるというだけで、自然と他人からの興味を持たれて目立つもの。そのうちの一人が“スマイリー"・カウフマンだ。「名前を言うといつも冗談だろって反応をされるので身分証明書を見せます。名前にふさわしくいつも幸せでいたいです」と名前の通りにプレー中もいつも穏やかな表情をみせる。今回はそんな笑顔の似合うスマイリー・カウフマンに迫った。

生まれ故郷はアラバマ州バーミングハム。「誰もが知り合い」という街で伸び伸び育ったカウフマンの実家は、ベストピアCCの2番ホール、グリーンの近くにある。実家の目の前がゴルフ場で家族全員がゴルフ好きという家庭で育ったためか、自然とクラブを握っていていたという。父と母がシングル級という血筋がカウフマンの成功をもたらしている。

2015年シーズンにウェブドットコムツアーで1勝を挙げ、年間賞金ランキング6位の資格でPGAツアー出場権を獲得。翌16年シーズンの開幕2戦目「シュライナーズホスピタルフォーチルドレンオープン」の最終日に、首位と7打差でスタートして「61」をマーク。バーディを8つ獲る大逆転劇でいきなりPGAツアー初優勝を飾った。

ロングヒッターでパットが得意のカウフマンは2016年シーズンのバーディ数は154と現在ツアーで1位。PGAツアーでは多くのバーディを奪わなければ勝負にならないが、8バーディでチャージをかける姿は大きな可能性を秘めている。「シンデレラストーリーの主役になりましたが、まだまだ向上の余地はあると思います。大会の早い段階で優勝争いに加わるのが次なる目標です」とカウフマン。強豪ぞろいのPGAツアーで優勝をするのは至難の業だが、カウフマンが世界のトップに躍る日は近いかもしれない。