初同組の松山も脱帽… 直近のツアー79勝目は記録づくめの圧勝劇 ?2013年 WGC-ブリヂストンインビテーショナル?
2016年4月12日(火)午後5:27
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先ごろソーシャルメディア上で沸き上がった腰の状態悪化の噂に対し、スイング動画を公開することで回復ぶりをアピールしたタイガー・ウッズ。未だ復帰時期は定かでないが、待たれるのは万全な状態での復活だ。ファンはその上で、直近最後の優勝試合で見せたような圧倒的な強さを誇るタイガーを待ち望んでいる。2013年WGC-ブリヂストンインビテーショナルでの勝利はそんな思いを強くさせるような記録づくめの圧勝劇だった。
世界ゴルフ選手権(WGC)シリーズのシーズン最終戦であり全米プロゴルフ選手権の前哨戦として位置づけられる同大会。すでにこのシーズン4勝、大会7勝を挙げていたタイガーは優勝候補の筆頭で、メジャーを控えていることもあって気合は十分。松山英樹と初同組となった初日は「66」で3位タイと予想通りの好スタートを切り、41位タイ発進の松山に実力差を見せつけた。
さらに圧巻だったのは2日目。出だし1番でバーディ、続く2番パー5で距離のあるイーグルパットをねじ込んだタイガーは、3番で再びバーディと立ち上がり3ホールで4つ伸ばす猛攻。バック9では10番から怒涛の4連続バーディを奪うと、以降はパープレーが続き「61」と50台には届かなかったものの、ティショットを大きく曲げた最終18番で8メートルのパーパットを沈めてボギーフリーを貫き、自身のコース記録に並ぶ大暴れでギャラリーから大喝采を浴びた。
「タイガーの圧倒的なプレーの前に何も出来なかった」と松山も脱帽の快進撃で7打をリードしたタイガー。勝負強い王者がこの大差でみすみす勝利を逃すわけもなく、3日目は途中苦戦しながらも「68」で王手をかけると、最終日「70」で7打差のまま悠々と逃げ切り。往年の名プレーヤー、サム・スニードと並ぶ同一大会8勝を再び達成(アーノルド・パーマー招待で大会8勝を記録)し、ツアー通算79勝で同選手の82勝まであと3つに迫ったのだ。
不倫騒動や負傷の影響などもあり、2010年、2011年と無勝利が続き、苦しい時期を過ごしていたタイガーだが、2012年からの2シーズンで計8勝の大活躍。結局、同大会後の全米プロでは40位タイに終わったものの、2013年シーズンも年間5勝でツアー最優秀選手に輝き、タイガー復活の印象をさらに強める1年となった。
【放送予定】2/29(月) 17:00?20:00 【関連】タイガーがスイング動画投稿!R.ファウラーら後輩達大喜び 米Golf Channel解説者も「ここまで良いとは」 【関連】PGAツアー79勝、タイガー伝説は1996年にはじまった 【関連】タイガー・ウッズ過去と今のスイング比較 Vol.4 ?2013年WGCブリジストンインビテーショナル?
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写真提供:Getty Images