「欧州vsアジア対抗戦 ユーラシアカップ」を22日からプレーバック! 出場全選手を紹介
2016年1月10日(日)午前11:02
男子アジアンツアーと欧州ツアーの出身選手による団体対抗戦「ユーラシアカップ」。アジアの誇り、欧州の威厳をかけた3日間のマッチプレー大会を、ゴルフネットワークでは1月22日(金)から録画放送でお送りします。
2014年の第1回大会に続き、舞台となったのはマレーシア、クアラルンプール近郊のグレンマリーGC。近年、国を挙げてゴルフの盛り上げを目指しているマレーシアでも有数のゴルフコースです。プロアマ戦にトゥアンク・ハジャ・ハミナ女王が参加されたことなどからも、同国のゴルフ熱の高さがうかがわれました。
大会の競技形式は、初日が各チーム2人1組で良い方のスコアを採用するフォアボール形式の6マッチ、2日目が2人1組で1つのボールをホールアウトするまで互いに打つフォアサム形式6マッチで争われ、最終日のシングルス12マッチで雌雄を決するフォーマット。各マッチで勝利したチームに1ポイント、引き分けで両チームに0.5ポイントが与えられ、3日間全マッチのトータルポイントで勝敗が決まります。
初開催となった2014年大会は各チーム10名ずつが選出され、日本勢は小田孔明、谷原秀人が出場。2日目を終えてアジア選抜が3対7と劣勢に立たされましたが、最終日シングルスで怒涛の追い上げを見せ、10対10の引き分けに持ち込む熱戦となりました。
アジア選抜メンバー紹介
今年のアジア選抜主将はインドが生んだ世界ランカー、ジーブ・ミルカ・シン。前回から各チーム12名と出場選手も増え(主将はプレーしない)、日本からは片山晋呉が唯一出場となりました。アジア選抜は全選手合わせて通算92勝、確かな実力と勢いを備えたチーム構成は前回メンバーに勝るとも劣らないものです。
主将:ジーブ・ミルカ・シン(インド)
インド人初のマスターズに出場、ヨーロピアン通算4勝。父親はアジア大会400メートル走の金メダリスト(1958年)。そして2015年その父親の活躍が映画化されインド国内で20億円を売り上げる大ヒット。(父親「空飛ぶシク教徒」ことミルカ・シン)インドの英雄、そしてスーパーアスリートのDNAを継承したアジアを代表する選手。
片山晋呉(日本)
日本を代表するトッププロ。2008年日本オープンで25勝を挙げ永久シードを獲得。その後もコンスタントに勝ち星を重ね2015年終了時点で通算29勝をマーク。独特の練習方法やファッションも注目を集める。2009年マスターズ4位は日本人初のメジャー制覇を期待させた。
アニルバン・ラヒリ(インド)
2015年3週間で2つの勝利を挙げる大活躍で一気に大ブレイク。その勢いでわずか12名しか選出のされないプレジデンツカップ世界選抜に選出。帽子の正面はタイガーも契約を結ぶインドのバイクメーカー「ヒーロー」、ギアは松山英樹と同じダンロップと契約。PGAツアーにも入れ替え戦を経てシード権を獲得。
ゴ・ア・ジュン(中国)
日本ツアーを主戦場に戦う中国出身のプロゴルファー。「呉阿順」がお馴染み。2015年ヨーロピアンツアー、ワンアジア共催トーナメント「ボルボチャイナオープン」で並み居る強豪を蹴散らしスポット参戦ながら優勝を飾る。母国の英雄、ウェンチョン・リャンの後を継ぐ者として活躍が期待される。
アン・ビョンホン(韓国)
2015年ヨーロピアンツアーに現れた新星。ヨーロピアンツアーの準メジャー「BMW PGA チャンピオンシップ」をルーキーシーズンで制覇。年間のレーストゥドバイも7位、ルーキーオブザイヤーの獲得、マスターズ出場とビッグイヤーを飾った。また2009年には全米アマを制したことでも注目を集めていた。両親は1998年卓球でメダルを獲得したというアスリート。
キラデチ・アピバンラット(タイ)
アジアンツアー2勝の超巨漢。日本ツアーにも参戦。
S.S.P.チョウラシア(インド)
アジアンツアーで3勝。父親はグリーンキーパー。
ダニー・シア(マレーシア)
アジアンツアー2勝。開催地ホームのマレーシア選手。
ニコラス・ファン(マレーシア)
前回大会では3敗を喫した。今回は雪辱を誓う。
トンチャイ・ジャイディー(タイ)
タイの英雄にしてアジアトッププレーヤー。欧州ツアーでは通算3勝。
キム・キョンテ(韓国)
日本ツアーではお馴染み。2015年シーズンは同ツアー5勝で2度目の賞金王に。
プラヤド・マークセン(タイ)
タイのゴルフ産業のパイオニア。アジアンツアー9勝。今年50歳。
ワン・ジョンフン(韓国)
次世代を担う選手。6年間フィリピンでゴルフの腕を磨いた。
写真提供:Getty Images
ヨーロッパ選抜メンバー紹介
一方のヨーロッパ選抜を率いるのは、誰もが認める伊達男、北アイルランドのけん引者、ダレン・クラークです。ライダーカップイヤーの今年、団体戦に強いヨーロッパ選抜がまずはここで勝利を目指します。
主将:ダレン・クラーク
ヨーロピアンツアーを主戦場として活躍。ライダーカップにも5回選抜されるなどヨーロッパを代表する選手。2011年最愛の妻を亡くす悲劇を乗り越え獲得した初メジャータイトル、全英オープンはギャラリーの涙を誘った。2016年はこの大会以外だけでなくライダーカップのキャプテンも確定している。
リー・ウエストウッド(イングランド)
アメリカのタイガー、ミケルソン最強時代にヨーロピアンツアーで一人気を吐いた選手。世界各地であげた勝利の数は30勝を越えヨーロピアンツアーでは2度の賞金王を獲得。わずかにメジャータイトルのみ手にすることが出来ておらずシルバーコレクターの印象が強い。現在のヨーロピアンツアー最強の礎を作った人物の一人。
イアン・ポールター(イングランド)
マッチプレー、団体戦を大得意とするお祭り男。ライダーカップのハイライトには必ずこの人の雄叫びが挿入される。またそれくらい活躍をする。熱い気持ちでチームを牽引、鼓舞。出場全選手の中で戦い方を熟知している選手とも言える。今回も勝負所にはこの選手の顔がある。
マシュー・フィッツパトリック(イングランド)
2015年ヨーロピアンツアーで大ブレイクしたルーキーの一人。ルーキーオブザイヤーもアン・ビョンホンと最後まで争った。ビッグタイトルの勝利はなかったものの1勝を含むトップ10入り10回はツアーのルーキーの最高記録を達成。1年間を安定した力で戦い続けた。世界ランキングは現在42位。今後のツアーを牽引していく活躍が求められる。
ビクター・デュビィソン(フランス)
2014年WGCマッチプレーで快進撃を続け一躍人気者へ。サボテンショットやウェイストエリアからのショットなどミラクルショットでギャラリーの心をつかんだ。ジュニア時代にもアマチュアランキングNo1に輝くなどエリート街道を進んできたフランスを代表する選手。2015年はファイナルシリーズで勝利を挙げた。
クリストフェル・ブローベリ(スウェーデン)
ヨーロピアンツアー1年目にしてファイナルシリーズで勝利。
ロス・フィッシャー(イングランド)
2015年未勝利ながらレーストゥドバイ17位と安定した活躍を見せた。
ソーレン・ケルドセン(デンマーク)
マキロイがホストを務めるアイリッシュOPでツアー4勝目。
シェーン・ローリー(アイルランド)
海賊のような風貌。WGCブリヂストンのタイトルを獲得。
アンディー・サリバン(イングランド)
2015年欧州ツアーで3勝をマーク。
バーント・ビースバーガー(オーストリア)
オーストリア出身の30歳、2015年フランスオープン制覇。
ダニー・ウィレット(イングランド)
2015年の開幕戦および準メジャー、オメガヨーロピアンマスターズで優勝。
クリス・ウッド(イングランド)
2008年全英OPで5位タイ入賞、ローアマ獲得。プロ転向後はツアー2勝を挙げる。
「欧州vsアジア対抗戦 ユーラシアカップ」全日放送!大会初日の模様は1月22日(金)午前10時30分?お届け!!スマホ・PC・タブレットでも視聴可能!
初日 1月22日(金) 午前10:30?12:30
2日目 1月23日(土) 午前10:30?12:30
最終日 1月24日(日) 午前10:30?12:30
写真提供:Getty Images