海外男子

「思わず顔がほころぶ特別な場所…」　B.スネデカー、愛するぺブルビーチで連覇へ

2016年1月3日（日）午前10:40

今週の米男子ツアーは同ツアーで最長の歴史を誇るプロアマ大会、AT&Tペブルビ?チプロアマ。サンフランシスコから南へ2時間半、陸と海が出会う場所として地球上で最も美しいとされるペブルビーチがその舞台となる。

注目はジョーダン・スピースやジェイソン・デイ、フィル・ミケルソンといった強豪が名を連ねる豪華なフィールド。そんな中で連覇に挑むのは大会2勝のブラント・スネデカーだ。ツアー公式サイトの優勝予想も含め、大本命に世界王者スピースを挙げる声は多いが、米国Golf Channel解説のティム・ロサフォートに「ペブルビーチといえばスネデカー」と言わしめる35歳はきっと今週も目の離せない存在になるはず。絶好調を自負する本人も次のように今大会への自身を覗かせる。

（写真提供:Getty Images）

ブラント・スネデカー
「思わず顔がほころぶ、特別な場所です。トロフィに自分の名前が2つ刻まれているなんて、引退後も眺めては笑顔を浮かべるでしょう。モントレー半島ほど美しい場所はそうはありません。特にこの時期、天候は最高です。タイトル防衛に挑むのが待ちきれませんし、何より現在好調なので楽しみです」

……今年はハワイでの開幕戦からここまで絶好調。勢いをずっと保っていますよね。

「自分が望んだとおりという感じです。これほどまで好調で自信があると今が当然という感じになり、ミスショットも気になりません。ひたすら良いプレーを続けるだけです。ゴルフでそう感じられるのは滅多にないことですが、今の自分はそんな状態にあります。絶好調でこの大会を迎えられて幸いです。コースは自分に合っていますし、試練も含めて大好きなコース。優勝経験を活かして頑張ります」

前週こそ33位タイとなったものの、今年に入って3位タイ、2位、優勝と絶好の滑り出しを見せたスネデカー。ゴルフ人生でも「滅多にない」ほどの好調さに加え、昨季に通算22アンダーの新記録で優勝するなど大会との相性は誰よりも良い。しかもその時に塗り替えられた記録もスネデカーのものだったのだから「思わず顔がほころぶ」というのもうなずける。最愛の大会で今季2勝目を飾り、ペブルビーチといえばスネデカーという印象をさらに強められるだろうか。

【動画】ゴルフセントラル2月11日号

ゴルフセントラル 2月11日号より