欧州男子

南アシリーズ最終戦へ　王者G.クッツェーとC.シュワーツェルが競う

2015年11月29日（日）午前11:11

　欧州＆南ア・サンシャインツアー共催のツワネ・オープンは現地時間11日、プレトリアCCを舞台に開幕。今季『南アフリカシリーズ』の最終5戦目で、前回王者ジョージ・クッツェー（南ア）とチャール・シュワーツェル（南ア）らが覇権を争う。

　クッツェーは昨年、自身のホームコースで欧州ツアー2勝目を達成。「このコースで育ち、初の大会出場もここだったので、昨年の勝利は夢が叶った瞬間だった」と語るなど、今大会にかける情熱は人一倍強い。最近は調子も上向きで、コースを誰よりも熟知していることからやはり優勝候補の筆頭だ。

　しかし、一方で「優勝するにはすごく良いプレーしないといけない。コースを知っていることで有利な状況ではあるけれど、ツアーのレベルはとても高い」とトップレベルの戦いに油断は大敵と語った。「ショットはとても良いのだけど、精神的には自分が望むほどの鋭さがない」とメンタル面で崩れなければ連覇達成の可能性は十分にありそうだ。

　一方、2011年マスターズ覇者シュワーツェルは初出場。欧州ツアーでは11月のアルフレッド・ダンヒル選手権で節目となる10勝目を挙げるなど、過去3戦でトップ10入りと最高の状態。ツアー10勝のうち、7勝は地元で挙げていることからも連覇を阻むトップ候補となるかもしれない。

　このほか、将来性あふれる地元の若手2人、ブランドン・ストーン、ハイドン・ポーティアスにも期待がかかる。ルーキーのストーンは今季のSAオープン選手権、21歳のポーティアスはジョバーグ・オープンを制し、勢いに乗っている。また、南アフリカで将来を嘱望されるもう一人の若手であるザンデル・ロンバルドもフィールド入りしている。