南アフリカで新たなレースの幕開け 昨季覇者B.グレイスら地元勢の勢いは続くか
2015年11月15日(日)午後5:32
欧州ツアーの今季初戦、アルフレッド・ダンヒル チャンピオンシップが現地時間26日、南アフリカのレパード・クリークCCを舞台に開幕。ローリー・マキロイ(北アイルランド)が昨季最終戦のトロフィと年間王者のタイトルを手にしてから僅か4日、早くも新たなシーズンが幕を開ける。
同ツアーは7年連続で南アフリカの地から新シーズンをスタート。シーズン第2戦となった昨季大会では、同国出身のブランデン・グレイスが“ワイヤー・トゥー・ワイヤー"で地元Vを飾った。同胞であるチャール・シュワーツェルは26位タイで大会3連覇を逃したものの、グレイスの勝利で2011年のガース・モルロイ(南ア)から過去4年間で地元勢の優勝が続く結果となっている。
昨季ツアー2勝、レース・トゥ・ドバイでは3位と上々の成績を残したグレイスは「素晴らしい1年だった」とシーズンを総括。今季もその好調を維持すべく、初戦から連覇達成となれば最高だが、気になるのは今大会がオープンウィークなしの5連戦目という点。しかし、本人は疲労はあると認めながらも「地元大会は通常のトーナメントとは別物。いつもよりリラックス出来るからね」と過密日程も問題なしの様子を見せた。
同時に、ライバルであるシュワーツェルについては「チャールはここでいつも良いプレーを見せている。あまり調子が良くないと思っても、ここに来てベストパフォーマンスを見せることもあるからね。彼は今週も手ごわい相手になるはずだよ」とコメント。大会3勝を数えるライバルへの警戒を口にしながら「皆ここで自分のすべきことをして週末にトロフィを掲げようとしているんだ。全力で連覇を狙いにいくよ」と意気込みを表している。
今大会の注目はやはりそのグレイスやシュワーツェルをはじめとした地元勢。シュワーツェルのほかにもモルロイ、リチャード・スターン(南ア)の2人がトロフィ奪還に闘志を燃やす。そんな中、世界ランク15位のルイス・ウーストハウゼン(南ア)は2014年1月のボルボゴルフチャンピオンズ以来同ツアー未勝利。久々の優勝で地元ギャラリーを沸かせたいところだ。
シーズン初戦ということもあり、今季からツアー本格参戦の新人にも期待が集まる。今大会では過去に多くの初優勝者が生まれているだけに、チャレンジツアーからの昇格を果たしたリカルド・メロ・ゴウヴェイア(ポルトガル)らのモチベーションは高いはず。今大会にはそのほか、大会2勝のパブロ・マーティン(スペイン)やツアー2勝のリー・スラッテリー(英)らが出場。なお、昨季の年間王者マキロイは不出場となっている。過去4年勝利を続ける南ア勢を止めるのは一体誰になるのか。
「アルフレッド・ダンヒル チャンピオンシップ」全ラウンド生中継!大会初日前半は26日(木)午後5時30分?お届け!スマホ・PC・タブレットでも視聴可能!
初日前半 11月26日(木) 午後5:30?7:30
初日後半 11月26日(木) 午後9:30?深夜0:30
2日目前半 11月27日(金) 午後5:30?7:30
2日目後半 11月27日(金) 午後9:30?深夜0:30
3日目 11月28日(土) 午後7:30?11:30
最終日 11月29日(日) 午後7:30?11:30※延長 深夜2:00まで
写真提供:Getty Images