タイガー・ウッズ（米）が今季初勝利と世界ランクNo.1返り咲きへ最高のスタートを切った。

　タイガーが大会ホストを務めるオフ恒例のチャリティイベント、シェブロン・ワールド・チャレンジ（カリフォルニア州、シャーウッドCC）は現地時間2日に第1ラウンドを終え、タイガーは8バーディ、1ボギーの7アンダー65をマーク。2位タイのグラエム・マクドウェルとローリー・マッキルロイの北アイルランドコンビに1打差をつけ単独首位に立った。今大会は米男子ツアーの公式競技ではないが、世界ランクへのポイント加算は行われるとあって優勝ならタイガーの王座復帰は確実となる。

　この日は序盤の2番でバーディを先行させると、ノーボギーの4アンダーとスコアを伸ばしてハーフターン。後半最初の10番から2連続バーディを奪い波に乗ると、12番パー3ではティーショットでグリーンを外すもラフからの2打目でチップインかと思わせるスーパーアプローチを見せる。最終18番で唯一のボギーを叩いたものの、ラウンドの随所でかつて絶対的な強さを誇った“タイガーらしい”プレーを披露した。

　その他、ディフェンディング・チャンピオンで今年のフェデックスカップ王者、ジム・フューリック（米）がイーブンパー72で回り8位タイ。米男子ツアーの今季賞金王、マット・クーチャー（米）は3オーバー75と精彩を欠き15位タイと出遅れた。